「出会いの場」と化したハロウィンに渦巻く男女の下心ハロウィンのイベントで仮装をしているときに、知らない女性と交流できたという男性は、実は思いのほか多い

ハロウィンで仮装したい男女
深奥心理の奥にあるものは?

 秋のイベントの1つとして、すっかり定着した感のあるハロウィン。

 日本気象協会が、昨年のハロウィンで仮装をした10代から40代までの東京都の男女を対象に行なった調査では、「ハロウィンイベント当日、仮装をしていて寒いと感じたことはありますか」という質問に対して、「非常にある」が14.3%、「まあまあある」が42.8%だった。

 寒いと感じた人が57.1%と半数を超えているのだが、多少寒いくらいでは仮装はやめられないようだ。彼らが仮装をする理由は何なのか。その理由としてダントツの1位は、「非日常感を味わいたい」というもの。ゾンビやらカリブ海の海賊に扮して、大手を振って街を歩ける機会というは、確かにそうそうない。

 ただ、非日常感も度が過ぎれば、一昨年の10月、チェーンソー片手にマスクをかぶって街を歩いていた男が警察に通報されたような椿事にもなる。彼の場合、10月中旬という時期にフライングしたため、なおさら騒がれたということもあるだろうが。

 しかし、この「非日常感」。いつもと違う格好で街を歩き、はしゃぐだけという、単純なものでもないらしい。なにやら下心が透けて見えるデータが出てきた。