パナ「20万円ママチャリ」の子育て女性に刺さる工夫とは電動というパナソニックの強みを軸に開発された新型ママチャリ。販売目標は8万5000台に設定している 写真提供:2点ともパナソニック サイクルテック

 33万円もする「電動アシスト機能付きのマウンテンバイク」を、9月1日の販売開始から1カ月間で年間販売予定の200台を売り切った。

 パナソニックグループの自転車メーカーであるパナソニック サイクルテックは、今度は11月20日に「新型ママチャリ(子どもを乗せられる自転車)」で勝負に出る。当然、電動アシスト機能付きで、過去に搭載した機能を詰め込んだ集大成のようなママチャリだ。

 2011年から、さまざまな電動アシスト仕様のママチャリを発売してきたパナソニック サイクルテックでは、今回初めて“子育てモデル”と前面に打ち出し、19万8000円という価格を付けた。少し強気の値付けになっているのは、パナソニックの技術の固まりには子育て中の女性たちのハートに“刺さる”ための工夫が施してあるという自負があるからだ。

 最大の特徴は、フレーム(車体の軸)が、横から見て“逆L字型”に曲げられた点で、スカートをはくことが多い女性の乗り心地を重視した形状になっている。