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なぜあの人はすぐやるのか
【第2回】 2011年11月18日
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中谷彰宏 [作家]

何か始めるときは、すべて今日から。
昨日の分を、取り戻そうとしない。

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何か新しいことを始めるときに、「キリのいい来月1日から」とか「季節がよくなってから」と思いがちです。ここに大きな落とし穴があります。「何か始めよう」と決めた時に、遅れた時間を、取り返そうとしないことがポイントです。

さかのぼらずに、
今日から始めるのが早い。

 「こうしよう」と何か改善方法を決めた時、すぐやれないのは過去にさかのぼってしまうからです。

 今日から始めればいいのです。

 たとえば、毎日、何を食べたか手帳に書くというダイエット法があります。

 ダイエットのカウンセラーに「食べているものを全部メモしましょう」と言われました。

 その時に、今日からつけないで、「今月の1日は何食べたっけ」とさかのぼって思い出そうとする人がいます。

 ダイエットの勝負は、「キリのいいところで来月1日から」とか「季節がよくなってから」ではなく、今日から始められるかどうかです。

 食べたものなんて、昨日の分でも思い出せないことがあります。

 昨日の食べ物を思い出しているうちに、今日の食べ物が書けなくなります。

 それで、いつの間にか書くのがおっくうになってしまうのです。

 1年分の手帳を使い始めたばかりの1月7日に、今年は晩ごはんを食べたお店を全部メモしようと思い立ったとします。

 そこで「元日はどこで食べたっけ」と考え始める人がいます。

 元日から順番に埋めていくので、7日まではなかなかたどり着けません。

 日記も同じです。

 1月7日に日記を買って「よし、今日からつけよう」と思い立ちます。

 1日から6日まで白紙なのは気持ち悪く感じます。

 それでも、さかのぼらないで、キリの悪いところからポンと始めることが大切なのです。

 何かやろうと思った時には、明日からでも昨日からでもなく、今日からやることです。

 昨日の分からやろうとするから始められない人が多いのです。

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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