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急成長不動産企業のオープンハウスは
最先端ITの使い手だった

ダイヤモンドIT&ビジネス
【第162回】 2017年11月24日
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独自の製販一体モデルで急成長

オープンハウスのWebサイト。キャッチフレーズは「東京に、家を持とう。」

 総合不動産企業の平均的な利益率が2~3%で推移するなか、10%を超える利益率を出しながら、売上高の過去4年の平均成長率が35%超という高い成長を誇る企業がある。オープンハウスだ。

 住宅業界は、大きく「土地を仕入れる」「家を建てる」「家を販売する」という3つの業態に分業され、それぞれの領域で専門企業が活動している。しかしオープンハウスは自ら土地を仕入れ、そこに独自設計の家を建て、それを消費者に販売する工程をすべて自社グループ内で行う、製販一体のモデルで急成長している。

 ユニクロのようなSPA(製販一体アパレル)で最も重要なのは、企画し、製造してから売り切るまでのスピードだ。店頭から素早く売り切ることで次々と新しい商品を開発できる。

 この方式を住宅業界にあてはめ、土地を見つけて購入し、家を建てて売り切るまでのサイクルにかかる時間を極限まで短くし、需要に最適化した住宅を開発することで、高い利益率を引き出す。これがオープンハウスの競争力の源泉である。

 ただし、このモデルでカギを握るのはスピードだ。例えば条件のいい住宅用地を見つけ、すぐにでも購入したいと思っても、決済に何日もかかっていては他社に持っていかれる。

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