今、経営幹部・管理職が注目している話題の本ランキング!

今、読まれているテーマは何か?

 ビジネスの世界では、思いもかけない異業種からライバルが出現することが、しばしば起こっている。自動車業界がその典型だろう。EV(電気自動車)や自動運転車といった先端領域に、さまざまな異業種が参入してきている。不確実で変化の激しい現代では、もはや「何でもあり」なのだ。あらゆる可能性が想定される。

 異業種からの参入に備える、あるいは逆に未知の分野に挑戦しイノベーションを起こすにはどうすればいいか。そのためには普段から、異業種や自分のビジネスから離れた分野を含む、「何でもあり」の幅広い領域の情報に触れて、「発想のタネ」を持っておくことが重要だ。

 情報工場では、このようなニーズに応えるべく、SERENDIP(セレンディップ)という書籍ダイジェストサービスを提供、ビジネス、経済だけでなく文化、サイエンス・テクノロジー、社会問題など、幅広い領域の書籍を厳選し、そのハイライトをダイジェストにして配信している(詳細は文末)。広範囲の選書と、中身の濃いダイジェストにより、効率よく「発想のタネ」を蓄積していくために活用されている。

 現在240社以上に導入され個人ユーザーを含め8万人超に利用されているが、その特長は企業トップや役員・経営企画が契約数の約半数を占めていることだ。そのため、ユーザーのニーズに目を凝らすと日本を代表するグローバルな大企業、企業グループが今、どんな「発想のタネ」を集めようとしているのかが見えてくる。

 そこで今回、SERENDIP導入企業のうち時価総額2000億円以上の優良企業60社の幹部・管理職が、2017年度上半期に閲覧したダイジェストのランキングを作成してみた。日本経済を牽引し、次世代のビジネスを創り出し、イノベーションを起こすことを求められている企業の経営幹部・管理職たちは今、どんな情報を求めているのか。ここでは、そのトップ3にランクインした書籍を紹介しよう。