闇株新聞[2017年]
2017年12月8日公開(2017年12月8日更新)
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闇株新聞編集部

2017年最大の「灰色のサイ」が再浮上!?
世界的株価上昇の根拠がいよいよ消滅か闇株新聞が監視するFRBと日本株の動向

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本連載では先週、金融市場に群れをなす「灰色のサイ」(今は問題視されていないがいつか大暴落を引き起こしかねない懸念材料)について取り上げました。高値更新を続ける好調な株式市場で注意しておくべきポイントとは!? 刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』では、今週も「灰色のサイ」の動きを監視しています。

2017年最大の「灰色のサイ」が再浮上!? 世界的株価上昇の根拠がいよいよ消滅か

海外投資家が日本株を3週連続で売り越し
国内勢が買い支えて高値を維持しているが…

 現在、日本の株式市場にとって重要な4つのシグナルは「海外投資家の日本株売買動向」「米国10年国債利回り」「ICEドルインデックス」それに「FRBの債券保有額」です(現時点で最も日経平均に連動しているシグナルですが、いつもそうではありません)。順番に見ていきましょう。

 先週(11月27日~12月1日)の「海外投資家の日本株売買動向」は現物と先物を加えたベースで4245億円の売り越し。その前週の3463億円、その前々週の909億円に続いて3週連続の売り越しとなりました。

 海外投資家は9月中旬から11月第1週まで現物と先物を合わせて5兆円以上も買い越して、日経平均を1万9274円から2万3382円まで押し上げました。その海外投資家が売り越しに転じたのに、先週末の終値は2万2819円と高値圏を維持しています。

 今回のように日本勢が徹底的に出遅れた場合、海外投資家の買いが止まった後も日本勢の買いで株価が中途半端に高値圏を維持することはよくあります(そして海外投資家の利食い売りをすっかり引き受けることになります)。そして日本勢の買いが完了したところが、天井となるのがお決まりのパターンです。

 したがってあと1~2週間、海外投資家の売り越しが続き、かつ株価が比較的安定していれば、いよいよ本格的な「要注意」となります。

日経平均と連動性高い米国10年債利回りと
ICEドルインデックスの動きに注視せよ!

 「米国10年国債利回り」と「ICEドルインデックス」は日経平均との連動性が高く、両方が揃って上がれば日経平均も上がるし、両方が下がれば日経平均も下がります。

 現状はどうかというと、米国10年国債利回りはここ1か月ほどは2.3~2.4%の狭いレンジで推移、ICEドルインデックスはどちらかと言えば下げトレンドです。両方とも際立った動きは出ていないため、日経平均も「上昇は止まっているが、下げに向かうわけでもない」ような状況が続いています。

 ここで大切なのは 、米国10年国債利回りとICEドルインデックスがどちらに動くかを予想して、日経平均の先行きを占おうというのではありません。それらをよく観察して、日経平均が動き出す「シグナル」とすることです。タイムラグはほとんどないため、ちょっとした動きも見落とすわけにはいきません。

FRBが債券保有残高を減らし始めた
最大級の「灰色のサイ」が復活か!?

 最後にFRBが9月末から縮小に取り組んでいる「FRBの債券保有残高」ですが、先週11月30日発表分では4兆2284億ドルと、11月24日発表分からようやく114億ドルの減少となりました。資産縮小にとりかかる直前(9月28日発表分)の4兆2403億ドルと比べても、ようやく119億ドルの減少となります。

 FRBは年内は月間100億ドルのペースで保有資産を減らし、来年以降は減額ペースを大きくすることになっています。ところが11月24日発表分までは、ほとんど減っていませんでした。

 そもそもリーマンショック以降の株価上昇の最大の要因は、世界的な量的緩和にありました。それを主導したFRBが資産を縮小するとなれば、株価が上昇した最大の根拠が失われてしまうことになります。

 本誌は少し前までこれが最大級の「灰色のサイ」と考え、9月中旬に警戒レベルを引き上げました。これが予定通りの減少ペースに戻るのであれば、いよいよ最大級の「灰色のサイ」が復活することになります。

 この4つのポイントは、現在の日本株市場にとってほとんどタイムラグなしのシグナルとなるため、引き続き最大限の注目を払っておくべきです。

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いま「灰色のサイ」は世界の至るところあらゆる市場に潜んでいます。特に今週は「ロシアゲート疑惑」や「米イスラエル大使館のエルサレム移転」など気になるニュースが目白押しでした。刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』はもちろんこれら問題についても深く掘り下げ独自の解説を展開しています。メルマガを継続してお読みいただくと、世界の情勢が市場にどう影響をもたらすか「ニュースの勘どころ」が養われます。

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