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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」 by ザ・クインテット】
公演旅行先で遭遇するトラブルの連続
その中から誕生したジャズ史に輝く名演奏

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第11回】 2011年12月8日
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 出張中にトラブルに遭遇したことありませんか?

 世界を舞台に活躍するビジネス・パーソンにとって、出張は日常の一部です。

 もち論、デジタル革命で、今やテレビ電話会議も普通だし、インターネットの発達で地理的な隔たりを感じることなく仕事ができる環境ではあります。でも、ビジネスの最前線では、やはり、人と人の直接的コミュニケーションが大切です。「ここぞ!」という時は、担当責任者が出張して話しをつけなければなりません。

 しかし、今度の出張は大きな商談の帰趨を決める重要な交渉だ、準備は万全、いざ、仕事だ、と思った矢先に、思わぬトラブルってことがあるのです。例えば、機長が突然の病気で出発時間が遅れて、その先の乗り継ぎが出来なくなる、急な悪天候で飛行機が別の空港に着陸した、ホテルの予約が入っていない、重要な書類の入ったブリーフケースが盗難された、とか……。

 そこで、今週の音盤は、「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」(写真)です。

 此処にある音楽は、ジャズの歴史に燦然と輝く演奏です。薀蓄は全く不要で、それに尽きるのです。が、敢えて云えば、この名演は、公演旅行先で遭遇するトラブルの連続の中から誕生したのです。

 例えば、楽団の主役チャーリー・パーカーは、命よりも大切なはずの自分の楽器を公演に持って来ることができませんでした。他にも数々の問題に直面します……。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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