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面接の達人
【第1回】 2011年12月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
中谷彰宏 [作家]

面接では、2つのうち1つを
言うことができればトップで通る。

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就活本のロングセラー『面接の達人』。面接対策本として多くの学生に支持されてきた「メンタツ」の本文から構成して連載をお届けします。第1回の今回は、「はじめに」と第1章「面接はここで差がつく」を、全文掲載いたします。

何の準備もしないことが、
ありのままの自分を見せることか。

  就職は面接で決まる。
  君は、面接の練習をしているだろうか。
  面接の練習相手をしてくれる人がいるだろうか。
  1次面接から、いきなり20倍や30倍の会社がざらにある。
  さらに、2次、2次はもっと厳しくなる。
  最終的には、50倍や100倍の選抜に生き残るための練習が必要だ。
  熱意があれば通じる、と頭で思うほど甘くはないのだ。
  どのようにすれば熱意を伝えられるかが、大事なのだ。

  熱意を伝えるためにはどうすればいいか。
  面接の練習をすることだ。
  僕はOB訪問に来る学生の面接の練習台になって、とことんつきあってみた。
  その結果、「これはまずいな」と思った。
  じっくり話してみると面白い人材なのに、10分間の面接で、自分を売り込むとなると、さっぱりよさが伝わってこないのだ。
  僕は、博報堂に8年間勤めて、テレビのコマーシャルの企画演出をするCMプランナーという仕事をしていた。
  商品のいいところを見つけて、たった15秒や30秒で、伝えるのがCMプランナーの仕事だ。

  面接において売り込みたい商品とは何か。
  それは君自身だ。
  いい商品だから売れるはずだというのは甘い。
  せっかくいい商品なのに、伝え方が悪いために手に取ってくれなかった商品は無数にある。
  二十何年生きてきて、君たち一人ひとりは、十分魅力ある存在なのだ。
  なのに面接では、その10%も伝わらないのだ。
  『メンタツ』に書かれていることはすべて、君を100%伝えるための考え方なのだ。

  面接に、運はない。
  面接に、偶然もない。
  面接は、プレゼンテーションだ。
  『メンタツ』の考え方に従って練習し、実践を積み重ねることで、着実にうまくなる。
  つまり、練習しなければ、確実に落ちるということだ。

  大学受験のように、100も200も暗記することはない。
  『メンタツ』のやり方は、たった2つのことを考えるだけでいいのだ。
  しかも、2つのうち、1つがちゃんと言えれば、どんな人気企業でも、トップで通る。
  この会社には通用するが、別の会社では通用しないといった面倒なものでは勉強の仕方が間違っている。

  僕が面接の練習台をした後輩たちは、みんな第1志望の会社に入っていった。
  その後輩たちがまた、たくさんの後輩を連れてきて、1000名以上の面接の練習相手をし、彼らの失敗談をフィードバックしながら、『メンタツ』はどんどん実践的に、かつシンプルなものになっていった。
  それを聞きつけて、逆にいろんな企業の採用面接の依頼が来るようになった。

面接では、2つのうち1つを
言うことができればトップで通る。

 

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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