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面接の達人
【第4回】 2012年1月5日
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中谷彰宏 [作家]

OB訪問で通る人 OB訪問で落ちる人
第一志望の会社に行く前に、君は何社回っただろうか

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就活本のロングセラー『面接の達人』。面接対策本として多くの学生に支持されてきた「メンタツ」の本文から構成して連載をお届けします。第4回の今回は、第6章「OB訪問で通る人 OB訪問で落ちる人」から一部を掲載いたします。

第1志望の会社に行く前に、君は何社回っただろうか

  OB訪問は、できるだけたくさん回ったほうがいい。
  たとえ本番のような形式でなくても、社会人の人に会うのは、面接のいい練習になる。
  会社によっていろんな練習にもなるし、会う人によっても違った練習ができるだろう。
  面接は、やっぱり場数なのだ。
  『メンタツ』さえあれば、実際の会社訪問が、面接の練習になるのだ。

  「私は、好奇心が人一倍強い」
  と言った学生には、必ずこう聞いてみる。
  「へー、そんなに好奇心が強いんだったら、いろんなところへ行くだろうね」
  「どんなところへ行っても自分の目で見るようにしています」
  「じゃあこの会社へ来る前にも、ずいぶんいろんな会社に行ったろうね」
  「えっ……」
  「たくさん回ったなかでどこが一番面白かった?」
  「実は、御社が最初なんです」
  「もうこの時期だと、普通みんないろんなところを回ってるけど、ずいぶんノンビリ屋なんだね」
  「御社が、第1志望ですから」
  「じゃあ、これからどこに回るの?」
  「電博と東京キー4局ぐらいは、回ろうと思っています。あと、出版は、ちょっとイマイチ……」
  「メーカーとか流通とかは?」
  「あんまり興味ないんです」
  「普通の好奇心があれば、もっといろんな業種の会社を回ってみるけどね」
  「…………」

  なにも、この好奇心のない学生をいじめているのではない。
  もし本気で、自分には好奇心があると思い込んでいるとしたら、それは悲劇だから、本当は、好奇心のない人間なんだということを知ることも大事だと言っているのである。
  自分の好奇心や、フットワークがどの程度のものか自己診断するには、第1志望の会社の門をくぐるまでに、いったいいくつの会社を訪れたか、数えてみればいい。
  それが君の好奇心の限界だ。

  面接の実践練習のために、本物の会社を回るのだったら、第1志望の会社とは、まったく毛色の違う会社を回っておくと練習にはいい。
  それも、カタめか、ヤワラカめかで言うと、カタめの会社で練習したほうが早く上達する。
  ヤワラカめのところばかりで練習していると、なんだか自分がうまくなったような錯覚をしてしまうのだ。

第1志望とはできるだけ業種の違う、
しかもできるだけカタい会社を回って、
面接の実践練習をすると上達が早い

 

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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