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面接の達人
【第5回】 2012年1月12日
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中谷彰宏 [作家]

たいしたこともしていないし、
やりたいこともわからない場合、
どうすればいいのか

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就活本のロングセラー『面接の達人』。面接対策本として多くの学生に支持されてきた「メンタツ」の本文から構成して連載をお届けします。第5回の今回は、第4章「練習で通る人 練習で落ちる人」から一部を掲載いたします。

たいしたこともしていないし、やりたいこともわからない場合は

  自己紹介と志望動機を、練習で言わせてみると、まずしどろもどろになって、メロメロになる。実際には、それを、本番でやってしまうところだったのだ。
  「昨日、家でやったときは、できたんだけどな。おかしいな」
と言う。家でやってみたときは、できたような気がしたのに、本番ではできなかった、という失敗も、面接では多い。

  なぜかというと、なんとなく言えたような気がしていただけで、本当は、言えていなかったのである。できたような気がしていただけで、実は、できていなかったのである。

  練習するときは、いきなり、口で話してみるよりも、書いてみること。実際に書いてみると、これがなかなか書けないことに気がつくはずだ。
  じっくり時間をかけて書けないものが、スラスラと言えるわけがないのだ。

  書いてみるときのメドは、
  「自己紹介と志望動機を、それぞれ150字で書く」
  ということを、目標にしてみる。
  150字というのは、アナウンサーが話す時間に直すと、30秒分だ。
  「どうして、そんなに短く書かなければならないのですか。面接時間は、短いとはいえ、最低10分はあるでしょう」
  と言う。これが大きな誤解なのだ。10分のうち、面接官も黙っているわけではない。相手が5人で、こちらが1人という場合もある。面接官の喋る時間も含めて10分なのだ。
  志望者に与えられた時間は、甘く見積もっても、5分がいいところだ。
  その中で、自己紹介と志望動機を、言わなければならないのだ。
  それぐらい短いのだから、自己紹介と志望動機以外は、言わなくていいのだ。

 

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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