2018年はMVNOの淘汰が始まりそうな気配だ(写真はイメージです)

2017年後半、大手3キャリアが「格安スマホ潰し」とも言える新料金プランを相次いで投入したことで、格安スマホ加入の勢いが止まり始めている。そんな中、昨年暮れにMVNOを手がける楽天が大手と競争しようと第4のキャリアに鞍替えする動きを見せた。2018年はどうなるのか、スマホジャーナリストの石川温(いしかわ・つつむ)氏に予測してもらった。

MVNOを苦しめる
2つの原因とは…

 ここ数年、盛り上がりを見せていた「格安スマホ」だが、ここに来て成長に急ブレーキがかかっている。2018年は、格安スマホを提供する事業者(MVNO)の淘汰が始まりそうな気配だ。

 2017年後半に、大手3キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)が「格安スマホ潰し」とも言える新料金プランを相次いで投入したことで、格安スマホへの加入の勢いが止まり始めている。

 まずNTTドコモが、音声通話をあまり使わない人向けに、月額980円で家族通話が無料の「シンプルプラン」を投入。さらに、特定の端末(arrows BeやGalaxy Feelなど5機種が対象)を購入(新規のほか機種変更、契約変更等も含む)し、条件を満たせばずっと毎月1500円が割り引かれる「docomo with」という施策も展開した。値ごろ感のある料金プランを相次いで提供したことで、格安スマホへの流出が減りつつあるようだ。

 一方、auも2017年7月に、使った分だけ料金を支払うという「ピタットプラン」を新設。端末と回線を分離させ、端末割引をしないことで、安く見えるような設計にしている。

 もう一つ、MVNOが苦しめられている原因が、大手キャリアのサブブランドや関連会社による認知度UP攻勢だ。