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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【ニュー・シネマ・パラダイス(サウンドトラック盤)】
巨匠モリコーネが書いた主題曲が
流れるだけで、映画のチカラが漲ってくる

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第15回】 2012年1月12日
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 最近、映画見てますか?

 忙し過ぎて、とても映画なんて見ている暇はない。という方が多いでしょうね。平日は、仕事、仕事、仕事。で、週末は時間の許す限り寝る、もしくは、家庭サービス。だから、落ち着いて映画を見る時間はない。という場合も少なくなさそうです。

 それでも、超多忙なビジネス戦士にとって、息抜きは絶対に必要です。

 仕事に全力投球していれば、当然ながら、今期の業績、顧客の苦情、人事異動、部内の人間関係、ライバル企業の動向等々がいつも頭から離れないでしょう。あれこれ悩んで、考えて、考えて、考え抜いて、素晴らしいアイデアが閃くこともあるでしょう。でも、時には、仕事関連の事柄を全て頭の中から追い出して、気分転換することも大切です。空気が淀んだ部屋に長く居れば、窓を全開にして空気を入れ替える。爽快です。

 そこで、映画です(気分転換ということでは、山登りでもショッピングでも何でもいいですが)。

 スクリーンに映し出される2時間前後の物語は、実話に基づくものもあれば、荒唐無稽な話もある。本当の話に見えるけど、実は全く架空のフィクションもあるでしょう。映画のプロフェッショナルたちは、映画の中だけに存在する「現実」をつくり出します。

 ひとたび見始めれば、知らず知らずのうちに、その「現実」に引きずり込まれます。仕事のことはさておき、映画的な「現実」の中で、夢み心地になったり、恐怖で凍りついたり、嫉妬に狂ったり、甘美な官能を味わったり、成功を手にしたり……。

 ところが、最近、どうしても見ておきたい秀逸な映画ってある?と訊ねられたら即答に困ります。ハリウッド映画は相変わらずで、予告編は最高に面白そうなのに劇場へ行って全編見ると、これが実は拍子抜け。みたいな経験は少なくないのが実情でしょう。日本映画は頑張っているようだけど、はっきり言ってスケール感には乏しくて……。

 それなら、何も新作にこだわらず、昔の映画でもいいじゃないですか。

 例えば、「ニュー・シネマ・パラダイス」とか。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


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ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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