多数の仏メディアで話題となった全仏ベストセラー!
世界22ヵ国で翻訳された猫に教わる人生指南書の日本語版『猫はためらわずにノンと言う』がこのたび遂に刊行された。
他人の目は気にせず、決して媚びず、欲しいものは欲しいと言い、プレッシャーに屈せず、エレガントで自信に満ち、ひとりでも平気……子猫の時に事故にあい、左前足を失くした猫ジギーが、そんなハンディキャップをものともせず、むしろ「それが何か?」と気にもかけずに振る舞う姿は、常に他人の目を気にして、何かに追い立てられ、せわしく動きまわっている人間たちに、自分らしく生きるために本当に必要なことは何かを伝える本書から、一部抜粋して紹介する。
猫を飼っている人、猫好きな人だけでなく、猫のように、そこにいるだけで自然と一目置かれる存在になりたい人にも役に立つ!
何気なく見ていた猫たちの日常の仕草には、猫だけが知る深い人生哲学が込められていた!明日から、猫を見る目が変わります。

猫が静けさを好む訳

猫の静けさは伝染病のように周囲に広がっていく。
(アニー・デュプレー/俳優)

「うるさい! 静かにして」
 誰でもこんなことを言いたくなる時がある。
 現代人はとにかく音に囲まれて生きている。
 クラクション、電車の扉、電話の呼び出し音、アラーム、メールの着信音、止まることなく続く騒々しい音が神経を逆なでする。

 猫は騒々しさを嫌う。
 静かだと生き生きしてくる。

 猫でなくても静かなところにいると、頭や心の中の静けさも戻ってくるものだ。
 私たちも猫のように静かな場所と時間に身を置くことを考えてみてはどうだろう。

 毎日少しの時間でいいから、完全な静けさの中に身を置く、そして内なる自分の声を聴き、自分の鼓動に耳を傾ける。
 こんな時間がもてたら、心の静けさとともにあなたを取り巻く静かな声も聞こえてくるだろう。生き方が変わるかもしれない。

 可能な限りの静けさを求めて、それでもなかなか思い通りにならなかったら、ここでも猫をまねてみよう。
 誰にも告げず、そっとその場を離れて自分の場所に行ってしまう。そこで十分静けさを堪能して、エネルギーが充電できるまで戻らない。

 世の中の騒音というものは、それが心の安らぎまで奪っていくからストレスとなる。その前に心の中の静けさを少しでも確保できれば、耐えられるものだ。

静かな場所と時間は、
快適に生きていくのに欠かせない。

そんな場所と時間を定期的に確保することが
あなたの健康にだって大切なこと。
胃潰瘍になるのはイヤだよね。