街乗りからアウトドアまで、
様々な用途で幅広い層にSUVが人気

 では、どんな人がSUV購入を検討しているのでしょうか。

 アウトドアといえば、SUVというイメージを持たれる人も少なくないでしょう。ところが実際にSUV購入後の用途を尋ねてみると、「アウトドアを楽しむ」と答えた人は22%にすぎません。最も多かったのは「近所の買い物で使う」が69%、「通勤・通学で使う」という回答も多く、42%となりました。

 このことから、SUVの用途が、アウトドアや遠出に限らず、近場の移動や買い物利用などにも広がっていることがわかります。

 そして属性別で見ると、独身と夫婦子どもなし世帯ではSUV購入を検討する人の割合が最も多く、それぞれ34%、30%となりました。その背景としては、仲間や夫婦で「アウトドアや小旅行を楽しみたい」といった志向があると推察できます。

 一方、子どもがいるファミリー世帯ではミニバンを検討する人が33%で最も多いのですが、SUV検討者も31%とミニバン人気に迫る勢いです。2016年の調査結果と比較してみると、SUV検討者が6%増(25%→31%)、ミニバン検討者が1%減(34%→33%)となっています。

 以前は主に車好きの単身世帯の一部から支持を得ていたSUVですが、今では子どもがいるファミリー世帯にまで支持を広げています。

 さらに踏み込んで、SUV購入検討者と購入検討者全体で比較してみると、SUVの方が安全性やデザイン(外装、内装)を重視する人が多いことがわかりました。また利用シーンの違いを見ると、SUV検討者で高速道路を利用すると想定する人は全体より10%増の40%、車で遠出をすると考えるSUV検討者は全体と比較し11%増の44%になりました。さらに走行性能を重視する人は+10%、上質感を大切にする人は+10%でした。

 SUV購入検討者は、ユーザー全体と比べて、クルマもこだわりの対象であると考えていて、アウトドアを含むアクティブなカーライフを楽しみたいという傾向が見えてきました。

出典:J.D. パワー 2017年日本新車購入意向者調査SM
拡大画像表示