中国人の盛大な「春節消費」
最近はコト消費も活況

 皆さんこんにちは。三井住友アセットマネジメント調査部です。毎週土曜日に「ビジネスマン注目!来週の経済、ここがポイント」をお届けしています。

 間もなく、中国の「春節」です。中国では新暦の正月よりも「春節」を盛大に祝う慣習があり、家族や親族、友人で集まってお祝いや食事をしたり、多くの人が帰省や旅行をしたりします。日本にも多くの観光客が訪れるため、インバウンド消費の動向も気になります。そこで今週は、中国の春節消費について取り上げてみたいと思います。

「春節」は、中国の三大節句(春節・端午節・中秋節)の一つで、旧暦の元旦(旧正月)のことです。旧暦のため、春節の日程は年によって変わりますが、毎年概ね1月半ば~2月半ばの期間となります。今年は2月16日で、中国では春節休暇として2月15日~21日の7日間は大型連休になります。

春節休暇の期間中は、消費が大いに盛り上がります。小売りやケータリングサービスなどの国内消費は、9000億元(約15.6兆円)に上り、前年比10%の増加が見込まれています。

 中国人にとっての春節に向けた買い物と言えば、高級な「白酒」の一種で、「国酒」と言われる茅台(マオタイ)酒があります。報道によると、今年は中国国内で品薄状態になっており、鉄道の切符よりも入手が困難になっているほどです。

 こうした伝統的な品物のほか、中国では、品質やサービスへの関心が高まっていて、環境にやさしく健康的なものや、性能が高い品物が人気を集めています。また、スポーツやレジャーなども人気となっています。日本では、いわゆる「コト消費」の盛り上がりが報じられていますが、中国でも似た状況になっているようです。