ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

ソフトバンクが中国人学生を5年連続採用中!
背景にあるのは社内ニーズより「採用の意思」だった

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]
【第19回】 2012年2月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 ボクが顧問をしているAHRP(Asian Human Resource Project〈日本で就職するプロジェクト〉)を通じて採用された中国人新卒入社者は、入社後どうなってるの?とよく聞かれます。

 そこで今回は、2007年冬に北京で行われた2008年10月入社の中国人学生の採用に参加され、それ以来、毎年中国で採用をされているソフトバンクグループを訪問してきました。

 入社した彼らの声を聞く前に、まず、海外での採用をスタートした経緯などを執行役員 人事総務統括 人事本部長である甲田修三さんに伺います。

「そろそろ海外人材が必要かな…」
人事本部長の“独断”(?)で中国人採用開始

ソフトバンクグループの採用を担う、人事総務統括 人事本部長の甲田修三さん。

 甲田さん、こんにちは。日本でお会いするのは初めてですね。今日はありがとうございます。2008年11月、ボクがリクルートエージェントの採用担当として北京を訪れた時、ソフトバンクさんの面接でいらっしゃっていた甲田さんとお会いしたのが、最初でしたね。

 「そうです、そうです。一緒にマックを食べましたね(笑)」

 その後、2010・11年冬にも北京でお会いしました。甲田さんにはAHRP開始以降、5年連続で北京へ採用にお越しいただいています。なぜ、毎年採用に来られるのか?そのあたりのお考えも今日はお聞かせ下さい。

 「え、いや別に…。1年で終わるのではなく、続けることに意味があると思ったからですかね」

 えーっと、どういうことですか?わかるような、わからないような…。

 「1年だけなら、『この年こんな人が入社した。すごく優秀な人が入ったよね』で、終わっちゃいますよね。それで終わらせたくなかったんです」

 それで、終わらしたくなかったって……?ちょっとまだ、わからない気もしますが、では、そもそもこの海外での採用、特に中国人新卒の採用をなぜ始められたのですか?

 「2007年夏頃にAHRPの話を聞いた時、そろそろ(海外の人材が)必要かと思いまして。会社の指示とかではなく……それは、今でもそうなんですが(笑)」

 は、はい?そろそろ海外の学生がソフトバンクに必要ちゃうかな、と甲田さんが思って、ある意味、独断で行かれたんですか!?

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]

1959年京都市生まれ。82年京都大学法学部卒。同年リクルート入社。入社後、10年間、人事採用担当・責任者として、高成長期のリクルー トの採用をささえる。キャリアスクール「i-Company」校長、リクルートエージ ェントの採用部長を経て、現在、主に北京で中国人大学生を採用する(株)トランセンド AHRP事業顧問。公式サイトhttp://obatashigekazu.net/


「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

「第二次就職氷河期」と呼ばれ、学生たちの就職難が問題視されている日本。その一方で、中国進出やグローバル化を視野に入れた多くの企業が熱い視線を寄せるのが中国の学生だ。本連載では、これから一層注目を集める中国の就活事情を明らかにするとともに、日本人の学生が彼らに負けないための処方箋を探る。

「「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和」

⇒バックナンバー一覧