自分の頭で考える人にとっては
「バカの壁」

 このような「コンプラ大好き人間」に対して、本書では、特に苛立ちを覚えてしまうタイプの人も紹介しています。それは、柔軟で論理力の高い、自分の頭で考えて動くタイプの人です。

 このタイプは「今、この状況で何を最優先すべき」か、本質的な答えを常に自分の頭で考えています。そして、自分以外の人たちについても、それぞれ自分の頭で優先事項を考えているのが普通だと捉えています。

 そのため、「規則」を最優先すべきでないと考える状況のときに、「規則」に持ち出す人たちのことが理解できません。ただ、「仕事の邪魔をしているのか」とイライラしてしまうのです。

 どうでもいいことにこだわるタイプの人は、自分で判断して、機動力を発揮したいという意欲の高い人にとっては、永遠に理解できない「バカの壁」と捉えられるのです。