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今までで一番やさしい経済の教科書
【第1回】 2012年4月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
木暮太一 [経済ジャーナリスト、一般社団法人 教育コミュニケーション協会 代表理事]

円高、円安って何のこと?
経済の基本をざっと理解するための特別授業(1)

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「未来のことなんて、わからないよ!」そう感じている人は多いと思います。でも、経済の流れを知ると、ある程度予測することができます。
「これから日本の景気が良くなるのか、悪くなるのか?」「これから自分の会社がどうなっていきそうか?」「これから自分の給料が増えそうか、減りそうか?」
そんな疑問や不安を抱いている方たちのために、経済の前提知識がなくてもわかるように、いまの経済の流れがざっとわかるように書いたのが『新版:今までで一番やさしい経済の教科書』です。本連載では、今さら誰にも聞けない、でも知らないと恥ずかしい経済の基本について説明していきます。

為替とは何のこと?

 テレビや新聞で「本日の為替レート」「円相場」など、為替に関係したキーワードを目にすることもあると思います。あれはたとえば「円」が他の国の通貨に比べて安くなったか高くなったかなどの話をしています。

 円が高くなる、安くなるというのも変な感じに聞こえますが、「為替」とは「両替」のこと、と捉えればわかりやすいです。もともと「為替」は全然違う意味ですが、通常、新聞やテレビで「為替」というキーワードを見たときは、「両替」に置き換えて聞くと話が通ります。

 つまり為替とは、ある国のお金と、別の国のお金を換えることなのです。なので、「為替レート」とは、「両替レート」、つまりたとえば1円といくらを交換するかということを表しています。そしてこのレートが変われば、同じ額の日本円でも交換してもらえる量が変わるというわけです。 

円高、円安って結局どんな意味があるの?

 ところで、「円が安くなった」「高くなった」というのはどういう意味を持っているのでしょうか? 
『新版:今までで一番やさしい経済の教科書』で詳しく説明していますが、まず押さえていただきたいのは、円も普通の商品と同じように、需要が多ければ値段は上がり「円高」になるということ、また反対に需要が少なければ「円安」になるということです。

 世界各国の通貨を見ると、安い通貨や高い通貨があります。アメリカドルやユーロ(EUの通貨)などは非常に強い通貨ですね。一方でアフリカや南米の発展途上国の通貨は非常に安い状況です。

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木暮太一 [経済ジャーナリスト、一般社団法人 教育コミュニケーション協会 代表理事]

 

慶應義塾大学 経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から難しいことを簡単に説明することに定評があり、大学時代に自作した経済学の解説本が学内で爆発的にヒット。現在も経済学部の必読書としてロングセラーに。相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、現在では、企業・団体向けに「説明力養成講座(わかりやすく伝える方法)」を実施している。
フジテレビ「とくダネ!」(木曜レギュラーコメンテーター)、NHK「ニッポンのジレンマ」、Eテレ「テストの花道」などメディア出演多数。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』、『カイジ「命より重い!」お金の話』、『超入門 資本論』など著書多数、累計120万部。

 


今までで一番やさしい経済の教科書

「わかるって楽しいね!」と、幅広い読者から支持された『今までで一番やさしい経済の教科書』から3年。
このたび、EU危機、TPP、円高、デフレ、国の借金、景気対策など、新しいトピックを追加して、新しく生まれ変わった新版。本連載では、特に「わかりやすい」と評判の説明をピックアップしてお届けします。

「今までで一番やさしい経済の教科書」

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