ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
失敗しないマスコミ対応 危機管理広報術
【第11回】 2007年12月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
石川慶子 [広報コンサルタント/シニア リスクコンサルタント]

緊急記者会見で絶対言ってはいけないこと

1
nextpage

 これまで、前回と前々回の2回にわたって、緊急記者会見における事前準備、会場設営、進行について説明してきました。今回は、緊急記者会見を開く上で最も重要な「中身」(何を説明するのか)についてのポイントをご紹介します。

緊急記者会見で
しなければならないこと

 まず、緊急記者会見でしなければならないことは、次の5つです。

(1)事実の説明:何が起きたのか、事実を説明する

(2)経過と現状:対策本部設置について説明する

(3)原因:確定した原因、あるいは推定できる原因について説明する。究明中である場合には、どのような体制で調査しているのかを説明する

(4)再発防止策:制度の制定、管理委員会の設置など具体的な防止策を打ち出す

(5)責任表明:トップの引責、責任者への厳しい処罰、被害者への賠償等世論が納得する内容で責任表明をする

 これらのことは、すでに作成してあるポジションペーパーに記載されていることですので、内容に説得力を持たせるために、さらに資料などを使って詳しく説明するとよいでしょう。

 この時、ビジュアル素材を用意しておくとよいでしょう。事故の場合には、地図を使用すると場所が明確にわかります。製品トラブルの場合には、実際にトラブルのあった製品を用意し、中身や成分の説明などを行います。

 できるだけ言葉による説明だけでなく、必ず視覚でも納得できるような写真や絵を準備するようにしましょう。ビデオなど映像資料もあれば、なおよいでしょう。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
経済は地理から学べ!

経済は地理から学べ!

宮路 秀作 著

定価(税込):2017年2月   発行年月:本体1,500円+税

<内容紹介>
地理から学ぶ、経済のしくみ。経済とは、土地と資源の奪い合いである。 地理を学ぶとは、地形や気候といった自然環境を学ぶだけではありません。農業や工業、交通・通信、人種・民族、宗教、言語、村落・都市、貿易にいたるまで、現代世界で目にするありとあらゆる分野を学びます。世界の本質を「地理」から学ぶ!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、2/12~2/18)


注目のトピックスPR


石川慶子 [広報コンサルタント/シニア リスクコンサルタント]

国会職員、映像制作プロダクション勤務を経て、1995年より広報サービス会社のマネジャーとして企業の広報活動のサポートに携わる。2003年、会社を設立して独立。現在、有限会社シン代表取締役社長、ライブ!ユニバース理事、日本リスクコンサルタント協会シニア会員、日本広報学会会員。各種情報サイトへの執筆活動も多数。


失敗しないマスコミ対応 危機管理広報術

数々の企業不祥事がTVや紙面を賑わす今日、マスコミ対応を誤ると致命的なダメージに。緊急時にトップと広報がすべきマスコミ対応を具体的に伝授する。

「失敗しないマスコミ対応 危機管理広報術」

⇒バックナンバー一覧