営業センスやコミュニケーション能力は決して悪くはないのに、なぜか営業成績が振るわないという人は多い。そうした人は自分で気が付かないうちに「3つの罠」にハマっている可能性がある。その営業職がハマりがちな「3つの罠」について解説する。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)
ダメ営業マンは
何がいけないのか
ダメ営業マンとトップ営業マンの「結果の差」は天と地ほど離れている。売り上げが10倍、20倍と差がつく場合も少なくない。業界によっては、それ以上の差がつく場合も珍しくはない。
だからといって、個々の営業センスやコミュニケーション能力はそれほど差がない。実際、話をしても《どっちがトップ営業マンでどっちがダメ営業マンか分からない》というほど微差なのだ。
では、ダメ営業マンは何がいけないのだろうか?
ここでダメ営業マンが気付かないところで大損している「3つの罠」についてお伝えしたい。知れば《なるほど、やらかしているかも》と思い当たることもあると思う。
気が付かなければ
永遠に罠にハマり続ける
まず、1つ目は「いらぬ質問」という罠。
これを知らず知らずのうちにやっている営業マンは多い。早いうちに気が付く人はいいが、気が付かなければ永遠に罠にハマり続けることになる。