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問題解決のためのコンサルタント脳のつくり方
【第9回】 2008年2月18日
著者・コラム紹介バックナンバー
塩野 誠 [コンサルタント]

問題発生時は、コントロール可能な「変数」を探す
問題解決力を磨く PART(3)

 「今の状況の変数は何なの?」というのは私が部下によく言う口癖ですが、ビジネスで何か問題が起きたときに把握すべきなのは、状況として何が「変数」で何が「所与であり固定」なのかということです。自分達が主体的に影響を与えられる変数は何で、何は変えることができないか?とも言い換えられます。

 ディシジョン・ツリーにおいては、枝分かれする部分が変数です。枝分かれしない部分は、所与であり固定となります。

 変数探しは「何をコントロールすることができるか?」を探す行為です。

 たとえば、下記のような経営上の選択肢を考えてみましょう。

1.売上が固定なら費用を下げる

2.費用が固定なら売上を上げる

3.社員数が固定ならディシジョン・当たりの生産量を上げる

4.1人当たりの生産量が固定なら社員数を増やす

 上記のように、限られた選択肢の中で何を変化させることができるか?が頭の中に入っていることが大切です。これは先述の計数化のところで触れた式が思い浮かべばよいのです。

1.売上(固定)- 費用(↓)=利益(↑)

2.売上(↑)- 費用(固定)=利益(↑)

3.社員数(固定)× 1人当たり生産量(↑)=生産量(↑)

4.社員数(↑)× 1人当たり生産量(固定)=生産量(↑)

 また、一般的に「リスク」といった場合は、失敗要因や危険要因といった意味合いで使われることが多いですが、本来的な意味としては「不確実性」を指します。

 コントロールできない変数が多いということは、不確実性が高いということであり、この変数を減らしていくことによって将来予測の確実性が上がります。また、他者との交渉においても、変数を理解せずして交渉のコントロールはできません。

【INSTALL:ここを脳にインストール!】

■状況は何が「変数」で何が「所与・固定」であるかに分けて考える

■変数を減らすことによって状況の不確実性を軽減する

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塩野 誠 [コンサルタント]

1975年生まれ。シティバンク銀行、ゴールドマン・サックス証券、べイン&カンパニー等で事業戦略の立案や実行、M&A・投資業務等を担当。現在は非営利団体である企業価値戦略研究会に所属。その活動とともにコンサルタントとして国内外の企業に対し幅広い提言と講演を行っている。


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