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入門 ブランドで競争する技術
【第2回】 2012年6月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
河合 拓 [ハンズオン型 経営コンサルティング会社 ジェネックスパートナーズ(旧ジェミニコンサルティング)取締役 シニア・パートナー]

「強いブランドほど原価率は低い」
という意外?な事実

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『ブランドで競争する技術』の入門編の短期連載。その第2回は、商品、サービスの原価についてお話しします。強いブランドの原価率は、実は驚くほど低いのです。

ブランド品の原価率のあまり語られない事実

 私は経営コンサルタントという仕事をしています。経営コンサルタントというのは、企業が絶対に漏らしてはならない秘密のいくつかを知ることができる仕事です。たとえば、数十万円もする超高級ブランドの「本当の原価」なども私は知ることができます。残念ながら、「守秘義務」といって、絶対に秘密を漏らしてはいけないという契約を企業と交わしているため、そのことについて具体的に書くわけにはいきません。

 しかし、少しだけヒントをいうと、一般的には、ブランド品ほど原価率は低くなり、そうでないと原価率は高くなる、ということです。もっと簡単に説明すると、100円で仕入れた商品でも「ブランド品」として売ると、300円で売れます。同じ製品を「名前だけの商品」として売ると、150円ぐらいでしか売れないのです(数字は例えですが)。

 みなさんは、この事実を知ってどう感じますか?

 あるご年配の評論家が、こうした数字を暴露し「安い原価のものを、高値のブランド品として販売している連中は不誠実だ!」と憤慨していました。派手な広告を使って宣伝する金があれば、消費者に還元せよ、もっと消費者に対して誠実に価格設定をせよ、という主張です。実際に、こうした考えを持つ経営者にお会いすることもよくあります。

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    河合 拓 [ハンズオン型 経営コンサルティング会社 ジェネックスパートナーズ(旧ジェミニコンサルティング)取締役 シニア・パートナー]

    小売業、商社など流通、卸売業全般にわたり、事業戦略策定と実行支援など数多くの成果実現の実績を持つ。コンサルタントとして11年の経験を有し、それ以前に総合商社にて繊維・アパレルビジネスに9年間従事。欧米、アジア全域にわたり海外営業を経験。専門誌を中心に執筆多数。政策学校一新塾(大前研一創設)の卒塾生であり、現在、講師(2003年~2012年)、および、政策指導、社会起業アドバイザーを務める。

     


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