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デジタル流行通信 戸田覚

携帯電話用Webページはまだ必要なのか!

戸田 覚 [ビジネス書作家]
【第19回】 2008年3月10日
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 携帯電話は、年々、高機能化しており、もはやPDAなみの性能となったといっても過言ではないだろう。画面解像度も上がり、ちょっとしたパソコンに匹敵する作業がこなせるのだ。

 僕は、仕事中にはパソコンを持ち歩いているのだが、プライベートで出かけたときなどには、携帯電話を利用して情報を調べることが多い。もちろん、Webを検索するのだ。

 そこで、最近感じるのがiモードなどの携帯専用サイトの存在だ。携帯電話の普及と同時に広がっていった携帯専用のサイトだが、最近、その存在意味を改めて考えてしまうのだ。ここまで携帯が高機能化したのだから、あえて携帯用のサイトを用意する必要があるのだろうか? 携帯電話の通信速度は日増しに向上し、ドコモのハイスピードなどの高速端末なら、パソコン用のWebページもストレスのない速度で表示できる。

 ただし、携帯電話でパソコン向けのWebページを表示するには、フルブラウザと呼ばれるソフトが必要で、iモードほどの気軽さはない。

 もちろん、キャリア側がユーザーを囲い込むために自社オンリーのWebサービスを展開したい気持ちは百も承知だ。

 だが、ユーザーやサイト構築側のメリットを考えると、これは正しい方向ではない。Webはあくまでも情報を伝えるためのデータである。基本的には機種やブラウザーの種類に制約されずに表示されるべきであろう。

 Webページを制作する企業やコンテンツプロバイダーの側も、パソコン用と携帯電話用のサイトを用意するのは、コスト的に負担が大きいと考え始めているのだろう。最近は、iモード向けのサイトを作るといった話を聞く機会が減ってきた。ゲームなど特別なコンテンツを作るのでなければ、パソコン用で十分と考えはじめた企業が多い。2種類のWebを作る予算をパソコン向けにまとめた方が、良い結果が得られると考えるのは当然だ。

携帯電話ではWebが見づらい

 ここまで来れば、パソコン向けサイトに一本化される日が遠くないようにも思える。

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戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


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