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週刊 上杉隆

AKB選抜総選挙はなぜ盛り上がるのか

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第1回】 2012年6月7日
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 日本武道館が大歓声に包まれた。アリーナ席のペンライトが左右に激しく揺れる。カメラの放列が盛んにフラッシュを焚き、テレビカメラは巨大スクリーンに涙の笑顔を映し出す。

 今年もAKB48の選抜総選挙にやってきた。昨年に引き続き2度目の取材となるが、その圧倒的な雰囲気にはまたしても驚かされるばかりだった。

 商業イベントとしてのAKB総選挙は成功に違いないが、そこに至るまでにはいくつもの大きな仕掛けが用意され、日本武道館を若者たちで溢れさせるほどの理由を隠している。

 果たしてAKB総選挙が盛り上がる要素は何か?

 それが本来の総選挙、つまり、国民の代表で国権の最高機関のメンバーを選ぶ衆議院議員選挙と比較してどう違うのか。

 ダイヤモンド・オンラインの筆者コラムの再開にあたって、いまや日本のショービズ界の最強コンテンツと化したAKB選抜総選挙を取り上げてみようと思う。

“生徒”の指原莉乃、峯岸みなみに
教わったAKBの仕組みや考え方

 検証の前に、まずは筆者がAKB48を知ったきっかけを説明しよう。

 直接のきっかけは『週刊プレイボーイ』の「AKB48でもわかるニュースの言葉」での指原莉乃と峯岸みなみとの連載だ。

 筆者が「黒い池上彰」ともいうべき教師役として二人の生徒に、時事問題を教えるというコーナーだが、当の彼女たちからAKBの仕組みや考え方を教えてもらったことがまずは何より大きい。

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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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