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ガジェット製作をクラウドファンディングで支援する
「Cerevo DASH」は日本のモノづくりを変えるか!?

中島 駆 [フリーライター]
2012年6月15日
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 アイデアの数だけ存在するといっても過言ではないガジェット。それでもなかなか自分の用途や好みにぴたりと当てはまるものを探すのは、案外と難しい。

 「こんなガジェットがあればいいのに……」と夢想したことのある人も、きっと多いことだろう。

支援者からガジェット開発費用を募る「Cerevo DASH」。支援者は金額に応じたリターンを受け取ることができる

 そんなガジェット好きの方々に朗報をもたらしてくれそうなのが、株式会社Cerevoが運営する「Cerevo DASH」である。「立ち上がれ、ニッポンのガジェット・クリエイター。集結せよ、ニッポンのガジェット好き。」をスローガンとしたこのサービスは、電子機器やその周辺機器の開発支援に特化したクラウドファンディングだ。

 「海外の『Kickstarter』の成功事例に見られるように、モノづくりと購入型クラウドファンディングの相性は抜群にいい。こうした仕組みを作って、イニシャルの開発費や初回ロットの在庫リスクを低減することが出来れば、もっと面白くて便利なハードウェアが世に出て、生活がもっと豊かになると考えました」(株式会社Cerevo 代表取締役 岩佐琢磨氏)

 「Cerevo DASH」の仕組みはこうだ。クラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」と連携し、「ガジェット開発者」と「支援者」を募集。開発者は、プロジェクトに賛同するユーザーから支援を募り、開発に必要な費用を得ることができる。

 一般的なクラウドファンディングの場合、“資金集め”が大きな目標となる。だが、「Cerevo DASH」はここからが一味違う。クラウドファンディングに加え、プロジェクトの立案から企画内容、製品の量産体制、販売時の流通経路など、ガジェット開発にかかるトータルサポートを受けることができるのだ。

 ただし、ユーザーから資金調達を募る以上、当然のことながら一定の審査を経る必要はある。まず「実際に動作する試作機が存在するか」という点が重要なポイント。「ガジェット製作の能力や経験を持っているか。その上で、量産に向けて外部に委託する部分を確認し、その金額見積りの妥当性を検証します」(同氏)とのことである。加えて別途「CAMPFIRE」による審査も通過しなければならない。

 2012年5月現在、同サイトに掲載されているプロジェクトは4つ。そのうち、Cerevoの自社プロジェクトとして立ち上がった巻き尺内蔵iPhoneケース「iConvex(アイコンベックス)」は目標金額を既に達成。量産に向けての準備に入っている。自社開発以外にも、くるま型ロボットを簡単にプロトタイピングできる「うおーるぼっと」、“リアル”が伝わるAndroid対応押しボタンスイッチ「FourBeat」など、ユニークなガジェットが顔を揃えている。

 「ガジェット開発者のチャレンジを支援するプロジェクトであるという側面は確かにあります。加えて、成功したプロジェクトをCerevoブランドとオーナー様の両名義で販売させて頂く『ダブルブランド量産』も視野に入れています。まずは件数を増やし、成功事例をたくさん作っていきたいですので、是非多くのアイデアをお寄せ頂きたいですね」(同氏)

 これまで、数多くのネット接続型家電の企画・開発を手掛けてきたCerevo。“Consumer Electronics(家電)”を“Revolution(革新)”するという社名に込められた思いが、日本の“モノづくり”に新たな革新を巻き起こすかもしれない。

(中島 駆/5時から作家塾(R)

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