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ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書
【最終回】 2012年6月22日
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安本隆晴 [公認会計士・税理士、株式上場準備コンサルタント]

社員に決算書を公開し、
1人当たりの決算書を作る

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ユニクロの成長を支えてきた公認会計士・安本隆晴氏に「社員1人当たりの決算書」の効果を紹介してもらいます。自社の決算書を社員1人当たりの数字に置き換えれば、経営状況がより身近なものとなり、社員の意識変革やモチベーションアップにつなげることができます。

社員に決算書を公開してみよう!

 会社の1年間の成績表である決算書(財務諸表とも言います)は、社員全員が読んで理解して、初めて意味のあるものになります。

 上場会社なら決算書(有価証券報告書)は誰でもすぐに無料で手に入りますが(金融庁のホームページからEDINETで検索できます)、未上場企業の場合は経営者や同族関係者以外には入手は難しいですね。

 松下幸之助さんは会社がまだ創業直後の零細企業のうちから、数名の社員(店員)たちに決算書を公開していたそうです(『松下幸之助が惚れた男【評伝】高橋荒太郎』小宮和行著、ダイヤモンド社、1996年3月)。

 経営状態を常にガラス張りにすることによって、社員を経営者の観点に立たせ、危機感を持たせたり、やる気を出させたりしていたのではないでしょうか。

 日本の中小企業のほとんどが同族経営で、決算書を社員に公開しているところは少ないと思います。1度オープンにしてみて、経営の現状と今後の方針・経営計画について社員と一緒に徹底的に話し合ってみると、素晴らしいヒントや積極策が生まれ、社員のやる気が増すと思います。

 そのときに効果を発揮するのが「1人当たり決算書」、とくに「1人当たり損益計算書」です。

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安本隆晴 [公認会計士・税理士、株式上場準備コンサルタント]

1954年静岡生まれ。1976年早稲田大学商学部卒業後、朝日監査法人(現・あずさ監査法人)などを経て、安本公認会計士事務所を設立。1990年(株)ファーストリテイリング(旧・小郡商事)の柳井正社長と出会い、以降、株式上場準備コンサルタント・監査役として、同社の成長を会計面から支えてきた。現在、アスクル(株)、(株)リンク・セオリー・ジャパン、(株)UBICの監査役でもある。2013年3月まで6年間にわたり中央大学専門職大学院国際会計研究科特任教授を務めた。2014年5月より若手経営者向けの勉強会「未来経営塾」を開講している。

著書に『強い会社をつくる会計の教科書』『伸びる会社をつくる起業の教科書』『「ユニクロ」!監査役実録』(以上、ダイヤモンド社)、『コンサルタントは決算書のどこを見ているのか』(PHP研究所)など。柳井正著『一勝九敗』『成功は一日で捨て去れ』(ともに新潮社)の編集にも携わった。

 


ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書

会社の決算書は、利害関係者に対して説明責任を果たすツールであるとともに、現在の会社の真の姿を映し出す鏡でもあります。この鏡に表れた数字をつぶさに観察し、それを次の行動に活かすことによって、会計の力で会社を変えることができます。ユニクロ、アスクルなどの成長を支えた安本氏が、会社を成長体質に変える数字の使い方、教えます。

「ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書」

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