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週刊ダイヤモンド編集長インタビュー

作家 池井戸 潤
人間関係をちゃんと書きたい
ハラハラドキドキする
小説のリアリティはそこが勝負

週刊ダイヤモンド編集部
【第6回】 2012年7月2日
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バブル時代に都市銀行に入行した主人公・半沢直樹が、さまざまな圧力、逆境をはね返す「オレバブ」シリーズ。『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』に次ぐ第3作『ロスジェネの逆襲』(以下『ロスジェネ』)が6月28日、弊社から刊行された。弊誌2010年8月7日号から11年10月1日号まで連載され、半沢が飛ばされた証券子会社でロスジェネ世代の部下と共に活躍する『ロスジェネ』。その創作の舞台裏を聞いた。(インタビュアー/「週刊ダイヤモンド」編集長 小栗正嗣、写真撮影/住友一俊)

池井戸潤(いけいど・じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を受賞。11年『下町ロケット』で第145回直木賞受賞。他の代表作に『空飛ぶタイヤ』『ルーズヴェルト・ゲーム』や、6月弊社刊『ロスジェネの逆襲』のシリーズ前作となる『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』などがある。

──「オレバブ」シリーズの主人公・半沢は、仕事に矜持を持ち、組織の理不尽に立ち向かっていく。人物像にはご自身の仕事に対する考えが投影されていますか。

池井戸 半沢のモデルは僕じゃないですよ(笑)。

 実社会では皆さん、言いたいことを我慢しますが、半沢ははっきりと口にします。くれぐれも真似しないようにしてください(笑)。

──真似すると怪我をする(笑)。

池井戸 読者が本当は言いたくとも言えないこと、それを半沢が代わりに語っているわけです。

──『ロスジェネ』のテーマの一つは世代論です。

池井戸 そもそも、いろいろなところで僕らバブル世代というのが標的になっているけれど、それはちょっと違うんじゃないの、という思いがありました。

 世代論というのはひところ流行した日本人論や血液型と同じで、なんとなくそう思えるけれども科学的根拠があるわけじゃない。ロストジェネレーションだから少数精鋭で優秀なわけじゃないし、バブル世代がたいして勉強もしていないくせに、大企業に入社してのうのうとしている既得権益者ばかりかというと、そうではない。

──ロスジェネ世代が厳しい環境に置かれていたのは確かです。

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