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普通の人もプチホテルのオーナーに!
空き部屋を世界中の人とシェアできるAirbnbとは

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第208回】 2012年8月9日
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 シリコンバレーを拠点にするAirbnb(エア・ビー・アンド・ビー)というサービスが、世界的に人気を集めている。

 このサービス、普通の人をプチホテルのオーナーに仕立ててしまうサービスというか、つまりは自宅そのものや余った部屋を他人に短期間貸し出すのを取り持つインターネットサービスである。

 最近は、この手のバケーションレンタル仲介が注目を集めていて、似たようなサービスが数々出ている。その中でもAirbnbは、カスタマーサービス面でさまざまな心遣いを行っていることで知られる。

世界192ヵ国に広がるAirbnbのしくみ

 Airbnbのしくみはこうだ。

 たとえば、来月パリに行くとしよう。Airbnbのサイトから、何月何日から何日までパリと入力する。検索条件に、アパートか家か、部屋かといった希望の宿泊先のタイプや価格、アメニティ(Wi-Fiがある、キッチンがあるなど)を特定してさらに的を絞っていくことも可能だ。

 検索結果に出てくるのは、さまざまな宿泊可能な場所である。サンジェルマンのフラット(1泊140ドル)、モンマルトルの家(102ドル)もあれば、ボートハウス(224ドル)や庭の見える部屋(58ドル)などもある。どれもインテリア雑誌から抜き出してきたような美しい部屋だ。

 その中から、自分の希望に合いそうな場所を選んでクリックすると、家の内外を撮影した数々の写真と共に、持ち主のプロフィールが出てくる。職業、学歴、趣味も含めた、かなり詳しく記述だ。さらに、これまでここに泊まった人々のレビューも、テキストと星印の採点で書き込まれている。その中には、家の説明が正確だったかといったことも含まれていて、ホストの正直さを図るヒントもあったりする。

 料金もさらに詳しく記されている。最低の宿泊期間や週単位、月単位で宿泊した場合の値段、清掃代などの追加費用、デポジット金額なども明記されている。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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