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日本の若者がデジタルネイティブ度で遅れをとる?
スマホとタブレットを使い始めた中国の子どもたち

山谷剛史 [フリーランスライター]
2012年8月16日
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中国で小さな子どもの
ネット利用者が減少している!?

中国の年齢別インターネット利用者数(拡大画像表示)

 統計によれば中国のインターネット利用者数は5億3800万人で、10歳未満の利用者は全体の1.2%にあたる645万人となっている。これは10代が全体の25.4%にあたる1億3665万人であることを考えても低いし、半年前の利用者が872万人であるので、このご時世に小さな子どものネット利用者が減少しているのだ。どういうことだろうか(数字は中国CNNIC:中国インターネット情報センター調べ)。

「スマートフォン0元」キャンペーンを謳う街頭広告

 昨今、日本でもパソコンの価格は下がり、スマートフォンは手に入りやすくなっている。中国もしかりで、かつてはデスクトップPC購入に月収数ヵ月分を費やしたが、今やノートパソコンですら都市部住民なら月収で買えるまで価格が下がってきている。また中国移動(China Mobile)、中国聯通(China Unicom)、中国電信(China Telecom)などのスマートフォンも、2年、3年契約で1000元(約1万3000円)以下、ないしは無料で入手することができるようになった。

タブレットを子どもに与えて遊ばせる親をよく見かける

 一方で若者向けのmp3プレーヤー(音楽プレーヤー)やmp4プレーヤー(動画プレーヤー)売り場では、1万円でお釣りが来るタブレットが売られるようになった。中国でもデジタル家電は非常に手に入れやすくなったのだ。また一定の価格をキープするiPhoneやiPadについても、多くの人に認知されるブランドとなり、Appleの代理店が比較的貧しい人々が集う繁華街にも登場した。

 街中を見てみれば、スマートフォンやタブレットが安く買えるようになった影響で、親が子どもにiPhoneやiPadを与えて、暇をつぶさせている光景をよく見かけるようになった。フィンランド発の世界的人気のゲーム「Angry Birds」や、米国発の人気ゲーム「Plants vs. Zombies」、オーストラリア発のゲーム「Veggie samurai」などが人気で、特に「Angry Birds」「Plants vs. Zombies」に関しては非公式の(要は勝手に中国からリリースされた)グッズが売られている。

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山谷剛史 [フリーランスライター]

日本人の立場から中国のIT事情を紹介する。執筆の他、講演も行う。著書に「新しい中国人 ネットで団結する若者たち」(ソフトバンク新書)


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