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ダージャリスト・石黒謙吾の 「科学するダジャレ」~地アタマが良くなる知的メソッド

「作る」ダジャレから「使う」ダジャレへ
逆引き辞書的に考えてランクアップ

石黒謙吾 [著述家・図考師]
【第12回】 2012年8月28日
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用言でサンドイッチが理想
せめて前後で言葉をつなぐ

 「用言」としてセンテンスの中に滑り込ませるダジャレ、体言・用言問題について前回述べましたが、今回はその流れから派生するテーマとして、「作る」と「使う」について考えていきます。

 まずはおさらいとして、用言でダジャるとどう使い手があるかを、僕が文章中ではよく使うものから一例。

 「ではここで僕の秘蔵のコレクションを、つのだ☆ご披露します!」

 ここでもし「します!」なしで使うならばこう。「~秘蔵のコレクションを、つのだ☆ご披露!」となりますが、前者に比べて、そこはかとなくワザとらしさというか、肩の力が入ってるというか、鼻の穴が膨らんでる感じが漂うでしょう? これが、ナチュラルな会話としていまひとつなんですね。

 用言でサンドイッチするのが理想なわけです。もちろんすべてのダジャレをそういう風に使おうとすると無理があります。なので、せめて、前後どちらかに言葉をつなぐ意識を持って、ダジャレが浮かないように発していきましょう。

 前回の例、そしてこの例でピンときて頂いてるかと思いますが、用言で考えるということはすなわち、使えるダジャレを生産、およびアウトプットしていくことに直結します。

 いくらハイレベルなダジャレが浮かんでも、それが日常でやりとりできないとなれば、コミュニケーションの観点から見たら宝の持ち腐れ。

 この連載では何度か「ダジャレは、自分を楽しませ、高めるためのものであって、ウケるとか考えなくても良い」と言っていますが、それを大前提としたうえで、楽しい会話の一助になるならば、それはそれでプラスαとして、良いに決まってます。良いことの上に乗ってさらに良い、ということですから。

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石黒謙吾 [著述家・図考師]

いしぐろ・けんご/1961年金沢市生まれ。映画化もされたベストセラー『盲導犬クイールの一生』をはじめ、『2択思考』『エア新書』『分類すると地アタマが良くなる』『ダジャレ ヌーヴォー』など、硬軟取り混ぜ著書多数。チャートを用いて構造オチの笑いに落とし込む「図考師」としての著書に『図解でユカイ』が。プロデュース&編集の書籍も幅広いジャンルで200冊を手がける。野球とビールと犬と笑いを愛する。全キャン連(全国キャンディーズ連盟)代表。
■ブログ=イシブログケンゴ
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ダージャリスト・石黒謙吾の 「科学するダジャレ」~地アタマが良くなる知的メソッド

40年間の蓄積から導き出した、ダジャレの記号学的構造解析。「ラップもダジャレだ!」ダジャレ界に革命を起こした伝説の書『ダジャレ ヌーヴォー』の著者であり、ダージャリスト、ダジャリエの石黒謙吾が、クリエイティビティの高い知的な言葉遊びをアカデミックに解説。助詞・助動詞を含めてはいけない、かかりの深さ、母音列&子音列の基本活用、差し替え・加減・倒置など構造の14分類、B面という考え方、遠回りの妙、知的なラリー……。単なるお笑いネタとは一線を画す内容は、地アタマを良くし、スマートなコミュニケーション力も。バカなやつほど「さむ~い」、デキルやつは「クール!」

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