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経営の“肝”あなたの会社が成長しない理由は?

アジアビジネスの成功に向けて持つべき視点は
一つの国ではなく周辺地域でとらえること

小林昇太郎 [船井総合研究所 経営コンサルタント、富裕層ビジネス研究会主宰]
【第12回】 2012年9月10日
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アジアで成功する企業が
共通して持つ視点

シンガポールは東南アジアの“肝”だ。

 前回に引き続いてのアジア進出の“肝”、今回はASEANを中心とした東南アジアビジネスの成功に必要不可欠な視点をお伝えしていく。

 ここ最近、日本の大企業だけでなく、中小企業ともに、その活動領域は国境を越えてますます広がりを見せていると実感する。とりわけ、アジア市場への進出は際立っている。

 その主な目的は、「ビジネスに関わるコストを下げる」、「アジアという成長著しい市場での売り上げを伸ばす」ことで、それを達成している企業の多くが、「国単位ではなく、周辺国を含む地域で捉える」という視点を持つ。

 例えば、タイ、ベトナム、インドネシアといった1つの国だけでビジネス戦略を考えるのではなく、アジアの複数の国や地域を念頭にグローバルビジネスの戦略をデザインしていくということだ。

地域でグローバル戦略を
考えるということ

 もちろん、グローバルビジネスを各国単位でなく、周辺国を含む地域で捉えそれを実行することは、今に始まったことではなく、以前からも物流や製造といった分野でも行われている。筆者が以前に勤めていた非鉄金属メーカーでも、日本で製造した中間製品をシンガポール経由でマレーシアの自社工場へ送り、そこで最終加工した後、フィリピンで鍍金処理を施し、そこから電子機器メーカーなど周辺国の最終顧客へ納入といった、各国にまたがったサプライチェーンが組まれていた。

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小林昇太郎 [船井総合研究所 経営コンサルタント、富裕層ビジネス研究会主宰]


立教大学大学院 経営管理学修了。「日本をはじめ、世界の富裕層ビジネスの今を知ることが富裕層ビジネ スへの参入だけでなく、日本の多くの経営者の抱えている既存・新規ビジネスへの経営課題をも解決する」と考え、2009年4月、富裕層ビジネス研究会を立 ち上げる。研究会には、国内だけでなく東南アジア、香港、中東など海外から研究会への入会も多く、研究会からいくつもの新規事業を立ち上げている。多方面に渡るネットワークを国内外に持ち、それを活用しながら日本とアジアをつなぐビジネスプラットフォーム構築を船井総研の中で手がける。
著書:『ビリオネアビジネスの極意』(KKベストセラーズ)他。

富裕層ビジネス研究会 サイト

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「経営指南書に書いてあることを実践しても効果がない」。そんな悩める社長や部課長さんに、大手経営コンサルタント会社、船井総合研究所の4人のコンサルタントが現場で得られる業績向上のヒントを提供します。日々、クライアント企業の現場に足を運び、一緒に汗を流しているからこそ得られる経営の“肝”を公開。執筆陣は住宅、不動産、製造業、小売り、商社、エネルギーなど、多くの業界でのコンサルティング経験を持っています。現場で役立つ情報満載でお届けいたします。

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