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なぜ、気配りができる人は出世するのか
【第3回】 2012年9月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
上月マリア [ノブレス・オブリージュ指導家、プロトコール&マナー指導家]

初対面で話題に選んではいけない「3つのこと」とは

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一流秘書や経営者を始め、政治家、財界人、外資系トップ、芸能人たちを指導する、日本を代表する「国際儀礼(プロトコール)」と「マナー」の指導者である著者が、初めてビジネスパーソン向けの本を上梓。その本『どんな場でも、「困った人」にならない気配りの習慣』より、内容を抜粋してご紹介。今回は第3回目です。

会社では教えてくれない!
「困った人」にならないための話題選び

 人とのコミュニケーションで大切なのが会話です。その話題にはどのようなテーマが良いのか、また会話のタブーに関しても、きちんと決まったマナーがあります。

 相手の方が初対面の人であるか、あるいは、既知の間柄で気心の知れた仲であるかどうかによって違いますが、ここでは初対面の人との会話についてお話していきたいと思います。

 まず、相手が初対面の場合、その人の年齢、信仰している宗教や政治的な思想、家族のことなど、プライベートな情報は聞かないことです。

 どうしても共通の話題が見出せない場合には、たとえば、まずは相手の方のネクタイやアクセサリーをほめたり、旅や映画、本や展覧会など、自分の最近経験したことで良かったことなどを素直に話すだけでも、会話は十分にできますし、お互いの好みや趣味をさりげなく知ることができるでしょう。

「江戸しぐさ」と現在の「国際儀礼」は
共通点が多い!

 私は、そもそも日本人の「気配り」は、本来、世界に通用するものだと確信しています。その理由の1つは、江戸時代に広まった「江戸しぐさ」と、現在の世界の基本ルールである「国際儀礼」には共通点がいくつもあるからです。

 江戸しぐさとは、漢字で江戸思草(仕草ではありません)と書きます。これは260年以上もの間、栄えた江戸時代にあって、江戸町方の商人たちが築き上げた、人付き合いの知恵、上に立つ者の行動哲学のことを言います。

 たとえば「時泥棒(ときどろぼう)」とは、人の家に突然訪問したり、約束に遅れたり…と、相手の時間を奪う行為のことで、「時泥棒は十両の罪」と言われるほど重罪と言われていました。これは今も通じるマナーではないでしょうか。

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上月マリア(こうづき・まりあ) [ノブレス・オブリージュ指導家、プロトコール&マナー指導家]

日本古来の家に生まれ、日本とヨーロッパの紳士淑女教育を受けて育つ。明治初期・高祖父の代にイギリス王室から我国に伝わった当時の本格的な国際儀礼(プロトコール)と西洋のマナーを継承し、アジアを代表する指導家として政財界・文化人・有識者など幅広い層への指導にあたる。平成4年、真の国際人の養成を目的として紳士・淑女教育のサロンを開設。受講生は述べ2万5000名を超え、学校教材にもなる。国際儀礼を広く一般に広めた先駆者として、平成15年日本文化振興会より「社会文化功労賞」を受賞。平成18年ローマ法皇より福音書簡拝受。平成24年 中国中央政府主催の最新情報産業カンファレンスに招致され国際マナー教育の講演を行うなど国際的に活躍している。著書に『皇室に学ぶプリンセス・マナー』(大和書房)、『子育ての鍵を開く躾シート』(講談社)、『日本人の礼儀』(あさ出版)など多数。


なぜ、気配りができる人は出世するのか

出世する人は必ず気配りができているものです。マナーや礼儀の基本を知らずに、相手に不愉快な思いをさせてしまう人、本人はまったく悪気はないのに、気づかいが足りずに相手を怒らせてしまった人など、そんな「困った人」にならないために、ビジネス、プライベート、国内、海外、どんな場面でも使える気配りの基本的なルールを、『どんな場でも、「困った人」にならない気配りの習慣』より抜粋してご紹介します。

「なぜ、気配りができる人は出世するのか」

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