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週刊 上杉隆

民主党結党の精神を忘れ
変節した代表選候補者は誰か

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第14回】 2012年9月20日
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 民主党代表選はいよいよあす投票を迎える。

 下馬評では野田佳彦代表(首相)の再選は確実だとされている。

 だが、果たして本当にそれでいいのだろうか。仮に民主党の国会議員と地方議員、さらに党員とサポーターが野田代表を再選させることになったら、筆者は残念ながら一つの哀しい結論を下すことになるだろう。

 1996年の旧民主党結党時、筆者は鳩山邦夫副代表(当時)の秘書であった。

 その年の1月末、長らく口も利かなかった鳩山兄弟(由紀夫と邦夫)が、四谷の料理屋『城山』で軽井沢の鳩山別荘の土地の分筆のために渋々の和解に至る。

 物語はそこから急展開する。

 4月初めにはさきがけの代表幹事だった鳩山由紀夫衆議院議員と新進党の船田元衆議院議員という当時、もっとも人気のあった二人の政治家が新党結成で仮合意を行う。

 5月のゴールデンウィークには、そこに橋本内閣の閣僚である菅直人厚生大臣(当時)と鳩山邦夫・新進党東京都連会長が加わり、軽井沢の鳩山別荘の極秘会合で新党結成合意に至った。

 さらに夏までには、主に与党から50人規模の国会議員が参集を約束、秋の総選挙では社会党書記長だった赤松広隆氏を含む、衆議院議員52人の当選を果たし、一気に比較第三党に躍り出たのだ。

 さらに1998年に入ると、今度は細川護煕元首相と鹿野道彦新党みらい代表のもと、毎週のように国立国会図書館で8党(一会派)による新党準備委員会が開催され、結果、拡大民主党の結成に至った。

 野田首相も、原口一博元総務大臣もその時に新党に合流している。

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株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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