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【京都銀行】
縮小均衡する地銀界の異端児
問われる積極拡大の真価

週刊ダイヤモンド編集部
【第87回】 2012年10月5日
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地方銀行の潮流に逆らい、巨額の資金を必要とする積極的な出店により、規模を拡大させてきた京都銀行。12年前に同行が、この“脱地銀”とも取れる戦略に打って出たのはなぜなのか。

 最終ゴールは、関西で絶対的な存在の地方銀行になること──。京都銀行はこの目標を掲げ、地銀の潮流に逆らって規模の拡大を貫いてきた業界の異端児だ。

 2001年3月期から12年9月24日までで、店舗数は実に48店も増加(図1)。地銀他行(第二地銀を除く63行)が全体で12年3月期までに448店も減らしていると言えば、これがいかに珍しいことであるかおわかりだろう。

 「普通、地銀にとって新店の出店といえば一大イベントなのだが、京都銀ではそれがあんまり多いから、もはやすっかり『慣れたもん』だ」と京都銀の攻勢は地銀関係者にもよく知られるところだが、その出店戦略が他行と一味違うのは出店数の多さだけではない。

 地銀は地場とする県から大きくはみ出すことなく店舗展開するのが通常だが、京都銀は地盤である京都のみならず、隣接する大阪、滋賀、兵庫、奈良に加えて愛知、東京と1都2府4県にもまたがって店舗網の拡充を図っているのだ。

 これに伴い、12年3月期の預金、貸出金はそれぞれ5.9兆円、4.1兆円となり、05年3月期に12位、15位だった地銀における順位は8位、11位にまで上昇した。

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