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タクシーがつかまらない!なんて悩みは解消
スマホで呼ぶと5分で車が到着する「ユーバー」

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第214回】 2012年10月3日
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 「ヨーロッパの外交官のようにかっこ良く、ボタンひとつで車を呼び、ピカピカの黒塗りに乗り込んで、支払いはキャッシュレスで」

 これが、新しいタクシーサービス「ユーバー」の発想の元になったという。

タクシー代の2倍の料金を支払っても
満足できる便利さと快適さ

 ユーバーは、現在アメリカでニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、ボストン、ダラスなど十数都市、アメリカ以外でトロント、ロンドン、パリなどで運営されている急成長のサービス。タクシーに乗りたい人のところにいち早く空車を届けるのが目的だ。

 ユーバーのタクシーを利用するには、スマートフォンのアプリで自分の居所を知らせるだけ。すぐに近くにいるタクシーがわかり、運転手の名前と電話番号、到着までの予想時間が表示される。タクシーが到着するまでの時間はだいたい5分だという。

 加入の際にクレジットカードを登録しているので、支払いはキャッシュレス。面倒なチップも込みだ。黒塗りのリムジンのようなセダンに乗って、スマートに移動できる。その代わり料金は少々高く、ユーバーによると、平均的なタクシー料金は12~13ドルだが、ユーバーなら25ドルだという。

 だが、少々高くてもユーバーの便利さをありがたがる人々は多い。日本と違って、アメリカには見渡す限りタクシーの姿が見えないという都市がたくさんある。サンフランシスコやシカゴなど、大都市と言われるところでも、道路脇に立ったところでいつタクシーがやってくるのか見当がつかない。

 そうした町では、電話をかけてタクシーを予約したり呼び出したりするのだが、信じられないことにタクシーが来ないこともままある。「あてにならない」、「信頼できない」というのが、アメリカの一般的なタクシーの共通点なのである。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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