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デジタル流行通信 戸田覚

「ハイビジョンビデオ」撮影機能はケータイに革命をもたらすか

戸田 覚 [ビジネス書作家]
【第88回】 2009年8月17日
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ハイビジョンビデオ付き携帯電話として注目を集める「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」。光学ズームが搭載され、手ぶれ補正まで備えたクオリティは想像以上だ。ただし、画像のやりとりの面で課題を抱えている。

 ここ最近、携帯電話の売れ行きがあまり芳しくない。販売体系が変化したことも大きな原因の1つだが、魅力的な製品ならちゃんと売れている。それは、「iPhone」がよい例だろう。

 携帯電話の機能が足踏み状態にあるのも、売れ行きが芳しくない理由の1つだ。通話やメール機能はとっくに成熟し、カメラ付きがヒットした後、ワンセグが流行った。

 だが、その「次の手」が見つからないのが現状なのだ。カメラ付きケータイが登場して、写メが普通に使われるようになったのは、携帯電話の革新と言ってもよいだろう。電車の中でテレビを見るスタイルも、かつては考えられなかったことだ。

 そこで今回は、「ハイビジョンビデオ(HD)付きの携帯電話」として登場した「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」を紹介しよう。果たして、ハイビジョンビデオは、新たな付加機能として定着するのだろうか?

 借用した実機を手にした最初の印象は、「大きくて重い」ということだ。実際、約50×118×19.9ミリ(カメラ部突起除く)、152グラムというサイズは、普通の携帯より若干大きく、ユーザーにとってはちょっと重い。ワイシャツの胸ポケットに入れると、邪魔に感じるだろう。

 だが、携帯電話としては何とか無難なサイズに収まっており、慣れてくれば普通に持ち歩けるはずだ。

 もちろん、これまでにも携帯電話には動画撮影機能が搭載されていた。だが、お世辞にも画質はほめられたものではなかった。画像の解像度が低いため、画像がぼんやりとした印象になり、フレームレートが低いため、ガクガクした動画も多かった。

 よくニュースなどで、「視聴者撮影」という映像が紹介されるが、見るに堪えないものが多いのは、携帯で撮影されているためだ。

 ところが、ビデオカメラの世界では、最近ごく当たり前になって来た「ハイビジョンビデオ」なら、テレビ放送にも耐えられるようなハイクオリティな動画を撮影できるのだ。

 日本では、安くても7万円程度のハイビジョンビデオカメラがよく売れている。だが、米国では200~300ドルという安価なハイビジョンビデオカメラが人気を博している。

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戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


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