ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
エコカー大戦争!

90歳でも自分で運転するのは当たり前の時代へ!?
「中山間(ちゅうさんかん)地域」の現実

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第132回】 2012年11月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

日本で唯一の専門機関で
初の「お祭り」を開催

 超高齢化時代に本格突入したの日本。
  「人は、何歳まで自分で運転するべきか?」
  このテーマを追うなかで、ある施設の存在が気になった。
  島根県「中山間(ちゅうさんかん)地域研究センター」。

 「日本国土の7割を占める、都市や平野地域を除く山がちな地域のこと。日本全人口の13.7%が分散的に暮らす居住地域。同地域での高齢化率は25.1%」(島根県中山間地域センター資料・2000年、国勢調査に基づく)

 これが、中山間地域の定義だ。

 秋深まる、2012年11月4日(日)。島根県の小さな町で開催されたイベント、「中山間フェア」に出かけてみた。

「島根県中山間地域研究センター」(島根県飯石郡飯南町)外観  Photo by Kenji Momota
拡大画像表示

 島根県飯石郡飯南町。通称「出雲神話街道」(国道54号線)で、松江から約60km、広島から約100km。さらに山あいの道で、世界遺産「石見銀山」から約50km。島根と広島の県境近いこの地に2002年、「島根県中山間地域研究センター」がオープンした。

 「この建物ができて、ちょうど10年目。組織としては15年目だ。これまで県内外から(自治体や企業関係者の)見学を迎え入れてきた。今回は我々のこれまでの活動内容を地元周辺の皆さんに直接見ていただこうと考え、フェアとして初めて開催した」(所長・佐藤操氏)。

「中山間フェア」、模擬店前で人気の「い~にゃん」 Photo by Kenji Momota

 所内では、飯南高校・赤来中学校の吹奏楽部の演奏会、ロケットストーブの実演会、染め物体験、木工体験などを開催。猪ラーメン、出雲そば、芋煮など、地元グルメの屋台も登場。詰めかけた親子連れや高齢者の笑顔が広がった。ゆるキャラ「い~にゃん」の周りに、子どもたちがドッと集まった。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
好評発売中!
「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」

ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車の共存でビジネスモデルは混沌!トヨタ、ホンダ、日産、三菱など日本メーカーは世界で勝てるのか?年間飛行機移動時間が最も長い日本人自動車ジャーナリストが世界のエコカー事情を徹底取材。市場・インフラ、技術、政策、各社の戦略を詳細かつヴィヴィッドにレポート!

話題の記事

桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


エコカー大戦争!

「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。

「エコカー大戦争!」

⇒バックナンバー一覧