現在、国産/輸入を含めてさまざまなクロスオーバーSUVが販売されているが、SUVであることを“免罪符”であるかのようにして、ボディサイズは年々拡大傾向にある。
運転しやすいコンパクトなサイズがいい――そんなユーザーの本音を形にしたモデルが、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーだ。この2台は基本的に同じクルマ。ハッチバックのパッソ/ブーン、コンパクトトールワゴンのルーミー/トールと同じようにダイハツが開発・生産を担当し、トヨタにOEM供給される兄弟車である。
最大の魅力は全長×全幅×全高3995×1695×1625mmというコンパクトなサイズ。日本の道路環境にマッチした5ナンバー枠に収まる。エクステリアは都会的な洗練性よりも、SUVの力強さを強調した造形。シンプルながらも抑揚のあるフェンダー&大径タイヤと相まって、堂々とした印象をかもし出す。