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中国人のやる気はこうして引き出せ
【最終回】 2012年11月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
塙 昭彦 [セブン&アイHLDGS.顧問]

中国人とのコミュニケーションを
円滑にする「半分オウム返しの術」

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中国人とのコミュニケーションに悩む日本人は多いでしょう。今回はそのコツを聞いてみました。名付けて「半分オウム返しの術」−−−−。

 中国人との仕事のコミュニケーションは難しい、という声が聞こえてくることがあります。すぐに言い訳をする。誰かのせいにする。伝わっているんだか、いないんだか、よくわからない顔をする。本当に大丈夫なのか、と。

 まず大事なことは、説得をし、納得し、理解させること。それが行動を変えていくのです。逆に言えば、行動に違和感があるのだとすれば、理解ができていない、と思ったほうがいい。

「言っておきました」では何も動かない

 日本の会社では、「部下に言っておきました」という報告がよく上がってきます。それで大きな問題が生まれることはそれほどないのかもしれません。しかし、中国では違います。「言っておきました」では何も動かないのです。職制でガンガン言えば部下が聞く、などというのは間違いなのです(実は日本でも本当はそうですが)。ましてや中国ではなおさら。なぜなら、そこには説得も納得もないから。理解もしていないから。

 そして中国人は、高いプライドを持っています。理解もできていないことをやれ、と言われても、やりません。まだ信用できていない上司であれば、なおさらです。顔には出さなくても、そう思っているのです。理屈がわかってもいない、どうしてこんなことをやらないといけないのか、と思っている段階では動かないのです。

 何より重要なことは、本当に理解させることです。理解しているかどうかを、しっかり確認することです。実際、理解したメンバーがたくさんいるからこそ、イトーヨーカ堂は、店が成り立っているのです。言わなくても、できるようになるのです。

 部下としての自己主張の強さに驚く方も多いようです。これはやりたい、これはやりたくない……。しかし、それを真正面から否定したところで、前には進みません。

 中国人にはプライドやメンツがあるからです。一度、口に出してしまったことは、そう簡単には引っ込めないところもある。言葉でやり込められてしまうことも好まない。思っていることを否定されるのは、嫌なのです。

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塙 昭彦(はなわ・あきひこ) [セブン&アイHLDGS.顧問]

1967年8月イトーヨーカ堂入社、85年取締役オペレーションサポート部長、その後、常務取締役食品事業部長、衣料事業部長などを歴任。1996年に、営業本部2万5000人の頂点に立つ専務取締役営業本部長から、部下のない中国室長に転じた。中国での店舗展開の礎をゼロから築き、現在では13店舗、売上高800億円の規模に成長している。2007年セブン&アイHLDGS.取締役、セブン&アイ・フードシステムズ代表取締役社長、2011年より現職。一貫して営業畑を歩んできたが、同社労働組合を結成したり、女子バレーボール部のオーナー兼部長兼総監督としてチームを廃部寸前から日本一に導くなど、特異な経歴を持つ。オフィスはなわ代表取締役社長、一般財団法人徳育経営研究所理事長を兼務。


中国人のやる気はこうして引き出せ

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「中国人のやる気はこうして引き出せ」

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