最近、「ダイエットにいい」としてよくメディアで取り上げられ、店頭で扱う種類も増えているオートミール。日本ではあまりなじみがない食材だったので、「食べたことがない」という人や、また「昔、食べたことがあるけどおいしくない」という人が多いのではないでしょうか。今回は、なぜオートミールが注目を集めているのか、どんな種類があるのか、また人気の“食べ方”についてご紹介していきます。(管理栄養士 岡田明子)
そもそも、オートミールって何?
オートミールとは、「オーツ麦」(燕麦:えんばく)を食べやすく加工したもの。麦ごはんによく使われる、押し麦やもち麦の原料としておなじみの「大麦」とは異なる種類の麦です。殻を取り除いただけで粒感のあるものや、押し麦のような状態のもの、シリアルのように牛乳やヨーグルトをかけるだけで食べられるものなど、形状や食べ方はさまざまで、それらをまとめて「オートミール」と呼びます。
日本ではまだなじみがありませんが、欧米では朝食としてよく食べられていて、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なため、健康食としても人気の高い食品です。最近では日本でもオートミールを使ったダイエットが話題になっており、レシピ動画サイトやSNSでもさまざまなアレンジメニューが登場しています。