オトコを上げる食事塾 笠井奈津子
【第14回】 2012年11月26日 笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

なぜ食べ過ぎていないのにお腹に肉がつくのか
メタボ腹の原因は「朝ごはん」にあった!

 痩せるのは難しいかもしれないが、せめて、お腹周りくらいスッキリしたい…と口にする人は少なくない。かくいう私も、ほとんど毎晩お酒をいただくし、ジムも筋トレも好きではないし、どう転んでもストイックな人間とは言い難い。でもお腹周りだけは、あのふてぶてしい肉をつけないように意識している。

 それは、以前、まったく年齢を感じさせない女性たちとお食事をしたときの記憶によるもの。食事中に見ていたテーブルの上の美しい姿と、立ったときの胸から下の姿とのギャップにショックを受けたのだ。年齢はお腹にも出る…。そのことを知った瞬間だった。

「年のせいかお腹周りのお肉が落ちなくて」というクライアントは非常に多い。もちろん、顔にだって年は出る。けれど、顔の造作がある程度は神様が決めたものだとしたら、自分が努力できるのはお腹だ。

 あなたの周りにも、いないだろうか?若いときはモテたあの男性が、スーツを脱いだらすごいお腹になっている、なんてこと。お腹のたるみは気のたるみ。12月の忘年会シーズンを前に、すでにベルトの穴が“いつも”よりもひとつ横にずれていたら…早速、今日から気をつけよう。

「年をとったから仕方ない」で片付けていないか
痩せ型の人もメタボ腹になる理由

 たとえば、「大好物は揚げものです。ビールも飲むし、白米も食べます。ごはんを残したらいけないと言われていたので、ラーメンの汁も残さず完食しますし、マヨネーズをかけて食べるとなんでもおいしく感じます」…そんな人のお腹がぼてっとしていても、誰も不思議には思わないだろう。

 でも、朝ごはんに食べるのはシリアルと牛乳、コーヒーもしくはパンに野菜ジュース。昼は会社の近くでランチ、夜はそのときの予定次第だが、そんなにお酒を飲む方ではない…という、どちらかというと痩せ型の人が、お腹だけはぽっこり出ていただら、どう思うだろう。

 もしも、「やっぱり年をとったから仕方ないな~」と思っていたら、そのもったいない考えは捨ててしまおう。これもまた、食べ方に原因がある。それはなにかというと、パターン化している朝食の内容だ。このように、朝に食べるのが火を使わないでも食べられる料理ばかりだったら要注意だ。体を温めないまま1日をスタートさせると、代謝はガクンと落ちてしまう。寒い日には体が縮こまるように、冷たいものばかりとっていると内臓だって動きが悪くなる。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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