「5W1H」を意識して仕事を問う
まず、実際の質問として使いやすいのは、やはり「5W1H」の問いでしょう。
たとえば、こんな問いです。
「相手はどうなりたいと思っているのか?」Who(誰が)
「この仕事のゴールは何だろう?」Why(なぜ)
「外してはいけない大事なポイントは何?」What(何を)
「いつまでに必要なのか?」When(いつ)
「使われる場所は?」Where(どこで)
「拡散」の段階では、仕事の内容や状況に合わせて、「5W」の中から必要な要素を問いによって確認していきます。
この問いを面倒くさがってやらずに進めてしまうと、中途半端な結果になったり、途中で方針変更が生じてしまったりします。
一方で、「収束」のときには「5W1H」を使いながら、仮説を立てます。仮説は、1文で具体的でなければなりません。
「5W1H」が具体的にそろった仮説は、やるべきことが明確になります。
たとえば、「40代の健康を維持するサービスをはじめてはどうか」という仮説は、何をどうすべきかがわからず曖昧ですが、
「運動して身体の管理をしたくても忙しくてできない40代のビジネスパーソン(who) に向けて、 自宅で(Where) いつでも(When) トレーニングができる(What) アプリ(How) を開発できないか」
だと、次に何をすればよいかも具体的になります。