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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

先輩は見下し、後輩には過剰な“先輩風”!?
隠れて指導したがる「上から目線」若手社員の危険性

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第79回】 2012年12月3日
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 世間からすれば誰もが不快に感じる「上から目線」。されてうれしいのはどこかのマリコ様から、くらいでしょうか。

 職場の上司や部下、先輩・後輩の関係性がフラットになりつつある時代。年長者や目上の人、人生の先輩に対する敬意は、もはや昭和の遺物になりつつあるのでしょうか?古い世代にすれば、職場にはいつも意味のわからないことを言うかなりベテランの先輩社員が必ずいて、訳もわからず新入社員や若手社員は説教されたもの。今はそんな様子も、あまり見られなくなってしまいました。

 ところが、最近、その代わりなのか何なのか、まだ経験の浅い若手社員が職場の後輩や先輩に対して、上から目線になるという不可思議な現象が起きているようです。今回は、職場で困った存在になっている上から目線な若手社員への対処法を考えていきましょう。

先輩社員にも「上から目線」「逆切れ」!?
平気で目上の人まで見下す若手社員

 みなさんは「上からマリコ」ってご存知ですか?AKB48の24枚目のシングルで、キャッチコピーは「お姉さんが教えてあげる」。楽曲はリリースに先駆けて行われたイベント「AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会」において勝ち残ったメンバー16人により歌われ、同イベントで優勝した篠田麻里子が自身初となるセンターポジションを務めた曲のタイトルです。

 年上の女性に振り回される男性の気持ちが綴られており、若いながらも大人びた女性の姿を表現しています。20代にして上から目線とはクールな印象すらありますが、それだけ若くして上から目線になっている人が増えていることを表しているのかもしれません。

 そんな時代の流れを象徴するような出来事に出合いました。総合商社に勤務しているDさん(26歳)がある日、後輩社員と世間話をしていると、思わずムッとすることが起こりました。

 「最近、早起きして6時半に出勤することにしたよ。やはり、朝は仕事が捗るね」

 と、Dさんが自分のことを話していたら、後輩であるGさん(25歳)が、

 「そうですか。立派ですね。引き続き頑張って下さい。いい取り組みだと思いますよ」

 と、偉そうな感じで言葉を返してきました。そう、言い方が後輩にもかかわらず、先輩に対して「上から目線」だったのです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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