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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

同期で分かれる「勝ち組」「負け組」!
出世組が周りを敵にまわす“嫌味な一言”

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第15回】 2010年3月8日
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 最近の若い社員は出世に関心が低いといわれます。ただ、現在の職場で出世争いをしているのは20代ではなく、多くが30代40代です。

 「同期で管理職になるのは、早いほうがいいに決まっている」

 そう考えている人の方が多いのが実態です。同期と同じように仕事していたはずなのに、気がつくと「勝ち組」「負け組」の差がついてしまっていた、そういう人も多いのではないでしょうか。

 しかし、一度差をつけられてしまうと、挽回はなかなか難しいもの。そんな出世レースの勝敗の分かれた同期社員同士が激突すると、“知った仲”ゆえのエグイ争いにもなりかねません。

 では、この両者が職場でお互いの立場を尊重し、仕事を円滑にすすめるにはどうしたらよいのでしょうか?

切磋琢磨し合える同期は
心の支えにもなる大切な存在

 あなたにとって、職場の同期社員は「ありがたい存在」ではないですか?同期を意識することで切磋琢磨したり、辛いときは心の支えにもなってくれる大切な存在です。

 ちなみに同期社員とは、同年齢+社会人経験が同じ社員のことを指し、新卒組なら入社年次でまとめて《平成○年組》などと表現したりします。(大学で浪人・留年して年齢が違う同世代も存在します)

 プロ野球なら松坂大輔と同じ年に高校を卒業した選手を「松坂世代」とひと括りにしますよね。「松坂世代」の選手(ホークスの杉本選手やベイスターズの村田選手、ファイターズの森本選手など)は口々に
「同期は仲間でありライバルとして刺激的存在」
と、同期はいないより、いたほうが成長を加速させると断言しています。

 これは野球だけにあてはまることではありません。仕事上で同期に「負けたくない」と感じて努力することは、若い社員の成長を加速させるのに大いに寄与します。

 先日、取材したネット広告代理店の若手社員に職場でのモチベーションの源泉を訊ねたところ、
「同期の頑張る姿を見て、自分を奮い立たせています」
と返事が返ってきました。同期は良い競争相手であり、心が折れそうなときの支えとしても貴重な存在のようです。

 さらに、職場での困ったこと、あるいは愚痴や相談などを上司や先輩より心を許して話せる存在としても同期は大切な存在です。私自身も20代の頃に仕事でストレスがたまったときに、一緒に飲みに行って憂さを晴らせるのは同期だった記憶があります。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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