「Yシャツは絶対に白、接待なし」最強企業キーエンスに“鉄の掟”がある理由最強企業・キーエンスの知られざる「企業文化」とは?

営業利益率50%、平均年収1800万円、時価総額3位。圧倒的実力を誇るキーエンスだが、その実態は謎のベールに包まれている。経営層がメディアの取材に応じ、高収益の要因を明かすことはほぼない。商材も制御機器など一般層には縁遠いものだ。そこでダイヤモンド・オンラインでは、同社のOBをゲストに招いた対談動画を緊急企画。精密機器業界に詳しい証券アナリストを聞き手に迎え、知られざる内部事情を深掘りした。今回は、対談動画(全5回)の中から「企業文化」をテーマに書き起こした記事を特別公開する。(ダイヤモンド編集部 濱口翔太郎)

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「Yシャツは絶対に白」
キーエンスに根付く“鉄の掟”

「Yシャツは白。スーツは紺かグレーのみ」――。

 キーエンスOBで、元・商品企画担当の高杉康成氏(コンセプト・シナジー代表取締役)は、同社には“鉄の掟”があると打ち明ける。

「オフィスカジュアル」が普及して久しく、ジャケットの下はTシャツ姿のビジネスパーソンを見かける機会も増えたが、キーエンスではラフな格好どころか色付きのシャツすら許されないという。

「取引に関係がないことはできるだけ排除しましょう、という発想です。営業マンがピンクのシャツを着ていたら、お客さんはそちらに目が行ってしまう。それがない方が、自分たちの提案が受け入れられやすいでしょう」

 高杉氏はそう言い切る。

 だが、同社の徹底ぶりはこれだけではない。