6.言い訳が多く、素直になれない

 「マッサージにかけるお金は必要経費だから、絶対に削れない!」など、言い訳が多く、他人のアドバイスをなかなか受け入れられないご夫婦はお金が貯まりません。周囲の意見を無視して、あきらかに身の丈オーバーなマイホームを買って生活がカツカツというカップルも多いものです。

これに対して貯まる夫婦は素直な傾向があります。最初の相談時点では家計がひどい状態でも、プロのアドバイスをよく聞いて行動に移す夫婦はこちらが驚くほどよく伸びます。時には冷静になって、第三者に客観的なアドバイスを受けとめるようにしましょう。

7.夫婦仲が悪い

 出会ってから十数年にもなるとお互いにすれ違う部分も多くなるものです。夫婦間で不満が出てくると女性は買い物に走る傾向があります。テレビショッピング、通販、ネットショッピング中毒になっている女性は一定の割合でいます。夫が留守の間に商品を受け取り、妻が隠していれば、夫は知ることはできません。気まずいことがあるとますます会話ができなくなって悪循環に陥ってしまいます。

 無料BSチャンネル「Dlife(ディーライフ)」では、現代の夫婦間での舌戦実態、および、それに対する復讐(リベンジ)について、20代~40代の既婚女性1,000名に調査をしているのですが、「散財リベンジ」経験のある妻の1日に使った最高金額を聞いたところ、平均は9万4995円、40代では22万2635円という結果が出ました。

 妻の買い物については目をつぶっているという夫もいるかもしれません。しかし、普段は一生懸命節約をしていても1回で10万円近い買い物を2カ月に一度すれば月に5万円。年収700万円でも子どもがいる夫婦にとっては手痛い出費になります。

 買い物に頼らずとも夫婦の幸福度を増やすためには、夫婦間の会話を増やしたり、将来について話し合うことが有効です。MDRT日本会の調べによると幸せな夫婦ほど、1日の会話時間は長く、10年後の将来設計を話し合っているそうです。