マスク・除菌グッズの見直し(2)
「使うかどうか」で絞る

 同じマスクでも不織布製、ウレタン製、ガーゼ製、手作りなど、素材もデザインもさまざまです。今、改めて眺めた時に、「サイズが合わなかった」「呼吸しにくい」「感染対策として今一つ」など「使わない理由」がはっきりしているモノは見切りをつけましょう。

 モノを分けるときの基準は三つ。

「今使う」
「使うけど今じゃない(控え)」
「使う見込みがない」

「使おうと思えば使える」は、モノの分け方としてはNGです。

 パンデミック時、感染対策グッズは「今使う」と「使うけど今じゃない」にまたがっていました。現在は「使うけど今じゃない」と「使う見込みがない」にまたがっています。「使おうと思えば使えるマスク」はおそらく「使う見込みがない」に入るはずです。

 この後でも述べますが、使う見込みがないモノにはあまり収納キャパシティーを充てられません。一度に全て捨てる必要はありませんが、もっと大事なモノのために絞る必要があります。

 ちなみに整理収納の現場では、手指ジェルが「使う見込みがない」に分けられることが多くなりました。自宅での感染防止対策として、手洗い後にジェルを擦り込む習慣は浸透しなかったと感じます。

 アルコール消毒液も、在庫の数が多い家庭では「アルコールの濃度」が判断のモノサシになっていました。コロナ対策で言えば「濃度70%以上95%以下のエタノール」が有効とされています。