渡邉静代の「休みの日のごはん」
【第5回】 2013年4月23日 渡邊静代 [クッキングアドバイザー]

第5回 
鰹のたたきが、イタリアンに変身!?

 たたきの作り方、いかがでしたか?

鰹を切るときは包丁で弧を描くように引きます

 鰹を切る前に手でたたき、切った後に包丁でたたく。「たたき」という料理名の由来は実際にこの「叩く」という工程からきています。焼き〆た鰹を包丁で切るときに、ごしごしと力任せに切るとせっかくの身がぼろぼろになってしまいます。刃渡りをすべて使い切って、弧を描くように、一気にスウーッと引く感じで切ってみてください。

 また、薬味とはもともと「お薬」という意味。材料の欄にたくさんの種類の薬味を乗せていますが、ご家庭で簡単に用意できる薬味だけでも構いません。その代わり、それぞれの薬味の「効能」を意識して、たっぷりと鰹の上に乗せてください。たくさん乗せれば乗せるだけ、サラダ感覚で楽しめるようにもなります。

オリーブオイルをかければイタリアン、ごま油をかければ中華に変身!

 1回目の「お色直し」で回しかけるオリーブオイルをごま油に変えると、イタリアンではなく、中華風の味付けになります。和食から中華へ変身させる場合は、2回目のお色直しはブルスケッタではなく、中華粥のお供として出せばより一層美味しくいただけます。

 こういうサプライズ料理は、大勢の人が集まるパーティー料理にピッタリです。イタリアンや中華への変身はぜひ皆さんが見ているタイミングでお願いします。油をまわしかけたときに出る煙と音が、パーティーを盛り上げること間違いなし! 

 料理を変身させるタイミングにあわせて、お客様の飲み物も、ビールや日本酒からワイン・紹興酒へとチェンジするのもおススメです。

 それでは次に、サイドメニューとしてもう一品ご紹介します。「豆乳仕立ての洋風茶碗蒸し」です。さっぱりとした鰹にもピッタリの、コクのある卵料理。手軽に作れる初級者編とおもてなしの一品にもなる上級者編と、作り方を2種類ご紹介します。

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渡邊静代 [クッキングアドバイザー]

女子栄養大学・短期学部卒。懐石料理教室の助手を経て、自宅で渡邊静代クッキングサロンを開設、今年で10年目を迎える。料理本のスタイリストや、広告の料理・コーディネートも手がける。

 


渡邉静代の「休みの日のごはん」

働き盛りの方々にとって、休日の食卓は身体を芯から休める癒しの時間そのもの。クッキングアドバイザーの渡邉静代先生に、夫婦で作っても、皆で作っても楽しく美味しい、「休日のお手軽レシピ」を教わります。普段の食事にも、おもてなしにも活用できる華やかなメニューは、忙しいあなたの強い味方です!

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