ウエルシアPhoto:Diamond

新型コロナウイルス禍がかなりの落ち着きを見せ、社会は少しずつ元通りになりつつある。だが、円安、資源・原材料の高騰、半導体不足といった問題はいまだに解消されていない。その結果、企業によって業績の明暗が分かれている。格差の要因を探るべく、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析した。今回はウエルシアホールディングス、ツルハホールディングスなどの「ドラッグストア」業界6社について解説する。(ダイヤモンド編集部 宝金奏恵)

ドラッグストア各社増収
マツキヨココカラが大増益

 企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は、以下のドラッグストア業界6社。対象期間は2023年2~6月期の四半期(マツキヨココカラ&カンパニー、サンドラッグは23年4~6月期、残りの4社は23年3~5月期)としている。

 各社の増収率は以下の通りだった。

・ウエルシアホールディングス
 増収率:11.4%(四半期の売上高2983億円)
・コスモス薬品
 増収率:12.7%(四半期の売上高2214億円)
・ツルハホールディングス
 増収率:6.6%(四半期の売上高2386億円)
・スギホールディングス
 増収率:10.4%(四半期の売上高1779億円)
・マツキヨココカラ&カンパニー
 増収率:9.2%(四半期の売上高2482億円)
・サンドラッグ
 増収率:9.4%(四半期の売上高1821億円)

 ドラッグストア業界の主要6社全てが前年同期比で増収となった。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きを見せて人々の外出しての行動も増えたことから、花粉症や風邪に対する医薬品および化粧品などの需要が増えてきていることが背景にある。ドラッグストアの業績は人々の行動変化によって大いに影響を受けている。

 次ページ以降で詳しく解説する。