視点3:アウトプットかそれともインプットか

 副業をする側の人間の事情として、お金が必要だという理由以外に、将来のために何か別のことを手掛けておきたいという理由が存在します。今は営業の仕事をしているけれど、将来は自分の店を持ちたいとか、今とは違う業界で将来は働きたいと考えているといった理由です。

 当然ですが、その場合は選ぶ副業の内容が変わります。自分の飲食店を持ちたいから副業で小さな個人経営の飲食店の仕事を選ぶといった場合、お店を手伝う代わりに店主からノウハウを伝授してもらうといったケースもあるでしょう。全然もうからないけども将来のためにその副業をやっておきたいという場合すらあるかもしれません。

 ノウハウが欲しい場合だけではありません。本業ではほとんど人と話す機会がない人が、副業ではあえて他人との会話を増やせる仕事を選ぶ場合もあります。人脈を広げられることがインセンティブでその副業を選ぶような場合もあるでしょう。お金が目的ならば働いてアウトプットをする必要がありますが、お金が目的でなければ自分にとってのインプットが多い仕事を選ぶことができます。どちらが目的なのかで働き方も、生活スタイルも変わってくるわけです。

 こうした3つの視点で考えると、副業の選択肢は意外と広いことがわかります。

 副業を検討する時点でそれなりにお金が必要だという前提があるのでしょうけれども、それがまとまったお金が必要なのかそれともある程度でよいのか?今お金が必要なのか、将来のための投資と考えてもいいのか?そして自分の時間を売るのかそれとも、余暇の時間でより充実した人生を送りたいのか?それぞれの事情によって選択肢が違ってきます。

 もろもろのマクロ事情を考えると、今後、副業はわたしたちにとって身近なものへと変わっていくかもしれません。

 自分だったらどうするか?一度考えてみるのもいいかもしれませんね。